初めてテスト実行者として関わった時の話

QAエンジニアと名乗り始めて数年が経ち、様々な観点の業務経験が積めているなとと思う反面、まだまだ未熟な部分も多いと感じる日々です。

QAエンジニアになる前は何だったろうとふと思い返して、テスト実行者だったり設計者だったりと行ってきてトータルで考えると10年以上この業種に関わっていることに気付き、一番最初に関わった時の事を書いてみようと思います。


初めてテスト担当者として関わった案件は、Android端末発売前のテストでした。その頃は、スマートフォンを所持している時代でも無く、いわゆるガラケーをみんな持っていて、「これはいったい?使いにくい・・・」と感じたのを覚えています。
機種は、IS01というものです。

今、改めて見ると、これは何処に需要があるんだ・・・と感じさせるフォルムですね。びっくり。

正確には覚えてないですが、ジョインしたのが2009年ぐらいだったかと。テスト仕様書は既にあって、それに沿ってテストをひたすら実施するのみ。プロジェクトの進行具合とかは、全く共有されないので、オンスケなのか遅延なのか具体的な情報は降りてこない無い。今考えると、ありえない環境にいたなとは思いますが、テスト実施者とはこういうものなのかと疑問にする思わなかったです。
ただ、周りにいる人の雰囲気を見ると、遅延していたんだろうなとは思います。

ある程度、環境にも慣れて(というより慣らされて?)きた頃から、項目書を使用せずにテスト実施をするみたいな日々が始まりました。
いわゆる、モンキーテストですね。
朝から夜の21時頃まで。テスト実施担当者は、多くのメンバーがいたので、トータルでどのぐらいの工数だったんだろう。
そんな中で始まったのが、「バグ検数ランキング」です。
毎日、誰が何件バグを検出したのか、上位3名をランキング化するみたいなやつです。
繰り返しますが、テスト実行者として関わった案件が初めてだったので、こういうもんなのかです。完全に思考停止していますね。
ただ、こういう業務に向いていたのか、常に2位 or 1位にいました。(上位2人は変わらなかったですね)
楽しかったですね。残業も沢山したと思うし、土日も働いてたと思う。
今やれって言われても絶対出来ない。2日持てば良いほう。

そんな日々が1年半経った頃に、東日本大震災が起きました。

職場は関東だったので、災害的な意味では大きく無かったのですが、自粛ムードだったり原発がどーだーこーだーとかで、拠点を二分割することになりました。
一部のメンバーが、関西の2週間程度作業することになりました。そして、なぜかそこに含まれたので関西で作業することになりました。
ウィークリーマンションを用意してくれたり、衣食住に困ることはほぼ無く関西生活を堪能していました。

そんな期間が終わり、関東に戻ってきて、案件も終了。
初めてな事ばかりだったけど、実のある日々だったなと今では思います。
その時に比べると今の業務は、全然違うことしているので、人生何が起こるかわからないと思いつつ、ちゃんと頑張れば報われることはあるんじゃないか?と思う日々です。
QAエンジニアの仕事が好きなので、テスト実行者からQAエンジニアになりたい人が居たら嬉しいです。

最後まで読んでくださった方、ありがとうございます。
次回は、仕事でした最大の失敗について書きたいです。


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