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モノトーンミュージアム/森の少女と優しい龍

あやめさんGMのモノトーンミュージアム「森の少女と優しい龍」に参加してきました。
“木漏れ日の国”の霧の森に棲まう龍“森の王”。心優しい龍は国の護りと崇められ、幾多の其達とひとりの人の娘ブランシェとともに平和に暮らしていた。王はブランシェを庇護し、慈しみ、行く末を案じる。しかし、聖教会の僧侶クリストフは己に下った御標に従い、森の王を邪悪な龍と喝破する。森の王を捕縛すべく僧兵を率い霧の森に攻め入るクリストフ。森の王は、ブランシェは、森に集った紡ぎ手たちは、なにを選びなにを諦めるのか。

PC1、アス・ラータ(蒼音さん)
御標に導かれ、森の王の財宝を狙ってやってきた怪盗。その日暮らしの旅芸人の不安定な境遇から脱却する野心を胸に、何故か怪盗になってしまったそうです。……怪盗、不安定雇用だよね。
「森の王が持つ最も価値ある宝が手に入る」という御標を受けて、霧の森を訪いますが、龍の寝床にあるはずだった金銀財宝は見当たらず……。
お宝、早く育つといいですね。

PC2、ロドリーゴ・ザルセス(よっぴー)
遍歴の騎士。実績も知名度もそこそこあるんですが、どうしたものか、それ一本で食うには今ひとつなにかが足りません。なので、旅先で出会ったあれこれを小説にしたため、発表しています。いつの間にか作家としての知名度の方が本業を凌ぐ始末。
下った御標は「龍を助けよ」。龍を助けてその顛末を新たな作品に仕立てるべく、森に向かうのでした。
結局ですね、子供たちが日参してくるので、原稿が全然進みません。

PC3、リック・エカード(シノノメさん)
聖教会は穏健派に属する旅の僧侶。コウノトリに運ばれてきた授かりっ子、大僧正ザラストロ猊下に忠誠を誓う、異形絶対許さないマンです。
たまたま立ち寄った木漏れ日の国で、現地教会のクリストフから受けた依頼は、森の王の捕縛です。なんでも「異形化してほつれを生み出している邪悪な森の王を捕縛せよ」という御標が下ったそうで。
ただね、聖教会でも強硬派に属するいわば政敵です。どうもいろいろ気がかりなことが見えてきて……。ロドリーゴとの大人の談合シーン、楽しかったです。
木漏れ日の国の聖教会が穏健派に鞍替えする日も近そうです。

PC4、Zip a top(しろけもさん)
裁縫師組合に所属する旅の裁縫師。手段のためには目的を選ばない、ほつれ絶対繕うウーマンです。
両親も裁縫師ですが死別しています。伽藍やほつれへの恨みは深く、かなり乱暴なやり方で伽藍に対処してきました。歪みを引き受け続けた結果得たものは、色彩を失った青い肌と銀の髪。目深に被った魔女帽子の奥からクールな眼差しで全てを見通します。
中途半端に仕事を振るだけ振って、全然連絡が取れない“夜の女王”にイライラしつつも、ブランシェには優しく、森の王には誠実に接するクールなプロフェッショナル、という感じでした。
「ほつれのせいで電波が悪かった」は笑っちゃいましたね。

GMのあやめさんが操るブランシェはとてもかわいらしく、森の王は優しさとブランシェへの愛情に溢れていて、そして今回の黒幕は、PCのヘイトを充分に集めつつ、PCの言いくるめに乗って戦闘を回避してしまうおちゃめなところも魅力的でした。
みなさんありがとうございました。次回もよろしくお願いしますね。

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