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蒸気活劇RPGスチームパンカーズ/たったひとつの冴えたやりかた

蒸気都市ロンドン。イーストエンドの西の外れ、レマンストリートで暮らす少年ウィリアムは、仕事帰りにひとりの少女と出会います。ドロシーと名乗るその少女は、怪しげな黒服の男たちに追われており、ウィルはドロシーを助けるために、ロンドンの街を奔走することになるのでした。
男たちの正体は?ドロシーの秘密とは?
そんな感じで、蒸気活劇RPGスチームパンカーズの拙作シナリオ「たったひとつの冴えたやりかた」を遊んでもらいました。

ウィリアム・ハワード(16才、シノノメさん)
工場勤めの少年ですが、それは世を忍ぶ仮の姿。行方不明の両親の後を継ぎ、スチームパンカーズとして弱きを助ける正義漢です。とはいえ無鉄砲な蛮勇とは無縁で、自分の手に負えない事態となれば、素直に助けを求める冷静さも持ち合わせています。
愛用のスチームナイフを手に、年下の友人、ブリギッドとともに、ドロシーを護ってくれました。女の子に手を出したんです、最期まで責任を持たないといけませんよね。

ブリギッド・オードラン(14才、スーさん)
父親が経営する工房に一室を確保して、日夜研究と実験に明け暮れる技術者一家の一人娘です。トレードマークは瓶底めがね。素材はいいのに身なりに頓着しないブリギッドの友達は蒸気機関とウィルだけです。
愛車ゴヴニュをこよなく愛し、蒸気機関とウィルだけが友達な彼女です。ドロシーの登場で何やらやきもきする感じが眼福でした。ティーンですもの、仕方がありませんよね。

エイミー・エバンス(22才、らきさん)
研究者の両親の下、裕福な家庭で育ったエイミーは、その研究を狙う悪漢に襲われます。そのとき彼女を助けてくれたひとりの蒸気捜査官。くわえたばこがよく似合うその人の姿に憧れたエイミーは、伊達キセルをくわえた蒸気捜査官となります。
よく手入れされた長い黒髪は育ちの良さの証。正義を愛する熱い気持ちと、世間知らずで箱入り娘な一面、職場での真面目な態度がバランスよく混ざり合った若き捜査官でした。

クライヴ・ボイド(50才、すださん)
元近衛兵の私立探偵、MI5の元締め“B”からの依頼で事件に関わります。
かつて蒸気大戦で軍に潜む裏切りのの存在を暴いたために、生きたまま埋葬される経験を持つ“墓越え”です。以来名前と身分を偽り、ボイド(空虚)を名乗る彼は、かつての戦友の銃を束ねたギガントアームズで蒸気都市ロンドンに巣くう悪を討つのです。
己のレヴォルトの命じるままに善をなす若年チームと、社会での立ち位置、生死感、職業倫理、そんな視点でかわされたエイミーとの対話が「命を賭ける」ことについてどんな答を出したのか。

シナリオギミック的に、ラージナンバーにシナリオの行方を決断してもらう構成にしてあった今シナリオ、今回も「たったひとつの冴えたやりかた」を選択してもらいました。
みなさんありがとうございました。

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