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ケダモノオペラ/共食い

 ケダモノオペラ「共食い」を遊びました。
 とある村で夜な夜な村人を喰らうケダモノと、そのケダモノを狩るケダモノ。共通の[大切な人]を巡る対決の物語です。

 人を喰らうケダモノはノスフェラトゥのジル。村外れのお屋敷に住む10代後半の可憐な少女です。ここ100年ほどの間ずっと「最近家族で引っ越してきた」といい、仲良くなった村人から生気と魂をちょっとずつちょっとずつ、美味しくいただいています。
 たまに(3回に2回ぐらい)失敗して、お友だちが動かなくなってしまうことはあるけれど、そんなときは新しいお友だちを作って、また“お食事”に招いてもらうのです。
 次のお友だちは、拾い子のムーン。樵に拾われた、不思議な雰囲気を持つやさしい女の子です。

 ジルを狩るケダモノはベルセルクのボァ。村で出会ったムーンを気に入り、家を訪ねてはその日に狩った獣の肉を届けたりしています。
 そんなムーンの様子が最近おかしい、そう気付いたのは彼女の顔色があまりに悪かったから。
 どこか具合が悪いのか、と訪ねても、少し疲れただけ、別に大丈夫、と答えるばかり。ですがボァは不安を拭えません。
 最近友だちになったというジルという少女。村外れの屋敷に越してきたというけれど、あそこはこの100年ほど、人の住まない廃墟のはずなのに。

 互いに疑似餌の姿で活動するゆえに互いの正体がわからない、そんな疑心暗器の中で対立する構造。負けを意識しながら予言を積み上げていくのが楽しいセッションでした。

 GMのARHMさん、誘ってくれた舟さん、ありがとうございました。

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