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蒸気活劇RPGスチームパンカーズ/世界が静止する日

そしてお次は、ぼくGMでスチームパンカーズ「世界が静止する日」を遊んでもらいました。
1933年ロンドン、その日、マグナイトの熱が突如消え失せた。沈黙するロンドンの空に現れる一隻の黒い飛空艇。
だれが、どうやって、なんのために。4人のスチームパンカーズは黒い飛空艇の謎を解き、ロンドンに灯火を取り戻せるのか!?(ババーンッ!)
今回もトンチキメカてんこ盛りで賑々しくやらせてもらいました。
PC1、アーサー・ガーランド(27才、シンゴ・ジラさん)
両親が事故死したあと幼い妹ドロシーを養うため、一時はギャングに身を窶し、その後軍に志願した優しいお兄ちゃん。戦争で両足を失い、今は用心棒として暮らしています。両足はスチームウェアですが、ドロシーには隠しています。
足が不自由なドロシーに蒸気義足を与えるため、粉骨砕身働いてやっと手術の日がやってきたところで、事件は起こります。
手術を無事に始めるためには、マグナイトを元のとおりに戻さなければなりません。
無事に事件を解決したあとの明るく静かなエンディング、草原の緑と空の青がとても印象的でした。
PC2、ジョセフ・ベル(29才、とらさん)
元武器商人。とある陰謀に巻き込まれ廃業を余儀なくされた現在はベーカー街で探偵業を営んでいます。
今日も事務所で静かに事件を考察していた彼ですが、ふと異変に気づきます。
「おや?蒸気ライターがつかないぞ。ふむ、故障か。ではお茶を……蒸気ポットもダメか。これは様子がおかしいな。そういえば今日はワトソン君が大事な手術を抱えているといっていたが、大丈夫だろうか」
ネイバーフッドで一人Gの帰りを待つエンディングは古い洋画のような趣がありましたね。
PC3、アルカ・セノーテ(24才、蒼音さん)
男装の蒸気捜査官。男装なのは捜査に有利だから。変装を用意にするため地毛は白髪で、捜査の度に染め分けるそうです。捜査官、といっても事件の顛末や結果の扱いには興味がありません。捜査のプロセスがいかにエレガントであるか、そこにこだわる独特な美学の持ち主です。
編集長への報告も無事に済ませて、次の事件へと向かう彼女、行く手には新たな面白い事件が待っていることでしょう。
PC4、G(?才、ムックさん)
年齢不詳、国籍不明、過去の経歴も謎に包まれたアジア人エージェント。”B"からの以来の中でも荒事を専門に引き受ける凄腕スナイパーです。基本敵に他人を信頼しないため、発端となった蒸気蓄音機もNPCに回させる徹底ぶりでした。
とはいえその実力は折り紙付き。クライマックス戦闘では本作最大のギミック、アンチ・マグナイト・フィールド・ジェネレーターを着実に破壊し、黒幕の心をへし折りにきてくれました。そして、ロンドンへの被害を防ぐため、単身飛空艇に残ります。Gのその後の行方は生死を含め定かではありませんが、エンディングではジョセフと入れ違いにネイバーフッドを訪れる人影が……。
今日も楽しく遊びました。みなさんありがとうございました。

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