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異界戦記カオスフレアSC/終星のリヴァイヴ

 惑星オールドランド。かつて高度な文明を誇ったその星は滅びに瀕していた。
 僅かに生き残った生存者はバイオ生物や機械天使の脅威に怯えながらも、か細い生を繋ぎ、明日を夢見る。

 ニバサンドGMの #異界戦記カオスフレアSC 「終星のリヴァイヴ」に参加してきました。

 致死性のウィルスが蔓延した世界で「健康診断」を受けたイザナ(光翼騎士・とらさん)は、100年後に目覚めます。同じ施設で、同じくコールドスリープから目覚めた少女イブとともに地上に出た彼は、その荒廃ぶりに驚き、記憶を失ったイブを連れて「楽園」を目指す旅を始めました。
 そうして2年ほども経ったある日、旅の途中でイブはひとりの少年を拾います。大ぶりの剣を片手に荒れ地で倒れていたアダム(聖戦士・らきさん)と名乗る少年は、こことは違う、故郷の世界を追放されてきたそうです。二人は往くあてのないアダムを仲間に加え「楽園」を探す旅を続けます。
 一方。意志を持たないオートマタのEX2000-621は不思議な声を聞きます。これを契機に自我を得たそれは、己の使命を悟ります。
 「人類を護る。愛しい人類に、シルバニアファミリーのように、平和で穏やかな世界でキャッキャウフフとわちゃわちゃ暮らしてもらいたい。人類のお茶会。わたしはそれを、少し遠くからによによと愛でて過ごしたい」
 そうしてそれはイリヤ(執行者・はるさん)と名乗り、ある集落の外れの小屋で暮らし始めます。機械と知ったら怖がるかもしれない。黒い全身スーツで機械の身体を隠し、顔はバッチリメイクで人間を装い、人との交流を重ねてきました。
 そんな集落を機械天使の群れが襲います。こちらからちょっかいをかけなければ襲ってくることなどない無害な機械のはずなのに。防戦するも状況はじり貧。そこに駆けつけるアダム一行です。

 宇宙は窮屈だ。テオスにヴォラークに連邦にディラギア。大勢力がひしめき抗争を繰り広げている。俺の名はコスモ栃郎(星詠み・よっぴー)。相棒のソンバッカと愛機ミレニアム・ファンケル号を駆って、自由を求めて星の海を旅する宇宙海賊だ。今日も辺境を彷徨う俺の元に、助けを求める通信が入る。
 「たす……けて……この星…………人々……」
 発信源は荒廃した惑星。だが、この気配は。いいだろう、強いやつがいる。俺が求めてやまない、強いやつ、が。
 そうして船は降下を開始した。

 アダムはイブのために、イブを助けるために力を注ぎ。イザナはイブの保護者であると同時に星の再生をも望みます。イリヤはそんな3人のあり様に触れ、己を隠さない未来を選びました。
 栃郎は?この星でも強いやつに出会えました。皆いい戦士になるだろう。そう呟いて、ソンバッカと二人、愛機ミレニアム・ファンケル号を駆って次の旅路に向かうのでした。

 ニバサンドさんへ。イブがとてもかわいかったので、ミドル終盤は心臓が痛かったです。

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