見出し画像

スチームパンカーズ/猛禽達の宴/Emmortal Rondo

スチームパンカーズ・キャンペーン「猛禽達の宴」最終話「Emmortal Rondo」を遊んできました。今回のGMはニバサンドさんだよ。
今回の舞台は日本皇国。英国が誇る超大型クロックエンジン・ペンドラゴンの次なる預言は、日の出ずる国と偽りの永遠に関するもの。ウィリンガム伯爵家の若き当主ルシェルと執事のジーヴスは、いつもどおり、やんごとなき筋からの依頼によって極東の島国日本を訪れます。一方、桜木とギリアンの両名は、突如姿を消したテレジアの行方を探してやはり日本に向かうのでした。
そして4人は、島根の山中、出雲所縁の比良坂村にたどり着きます。村に住む人々はなにやら少し不可解な人たちで、不思議と気持ちの落ち着く柔らかい香りに包まれた温厚な村人と、なぜか余所者を嫌う無愛想な村人。外見と年齢が今ひとつ一致しない人がいたりいなかったり。
そんな村で私たちは、第1話以来の仇敵ヴィルヘルム大佐と邂逅を果たし、ついには彼の野望を打ち砕くのでした。しかし、なんということでしょう。キャンペーンを通じてギリアンが追い求めた「奴」の居場所は、大佐の死とともに永遠の闇に葬られ、ギリアンの復讐行はその手がかりを絶たれるのでありました。
ともあれキャンペーンは大団円。
シスターテレジアは、村の娘、鶴を伴い英国に帰国し、彼女を後継者として天寿を全うします。
東洋から渡英した剣の達人、桜木貴は、呑み仲間テレジアを看取った後に、さらなる剣術の研鑽と、旨い酒を求めてロンドンを離れます。
冒険家ギリアンは、さらなる冒険と「奴」の行方を求め大陸に渡ったそうです。なんでも、ドイツの地でその手がかりを掴んだらしく、桜木さまに便りがあったとかなかったとか。
そして若きウィリンガム家の当主ルシェルは、亡き父の衣鉢を立派に継ぎ、持てる財とコネクションを活かし、英国内の政治はもちろん、アメリカの犯罪撲滅や日本皇国の身分格差解消のための基金創設に邁進するのでした。
え?ジーヴスですか?それはもちろん、坊ちゃま、いえ、ルシェル様のご活躍を影から支えるべく、今日も老骨に鞭打ってお勤めを果たしておりますよ?
そうそう、先日は、倫敦で自活するべく仕事を探しているという鶴さんをお屋敷のメイドとして迎え入れることになったのですが、まあなんですね。ご本人は大変良いお仕事をなさいますが、あのアーマードリム、あれはいけません。燃料のアルコールを無尽蔵に消費する、搭載している人工頭脳の口は悪い、あれではまるでテレジアさまが生き返ったかのようです。鶴さんには上流階級の使用人として、まっとうなマナーと礼儀作法を身に着けていただかなくてはいけません。私もまだまだ引退などできません。
ペンドラゴンの預言は今もとどまるところを知りません。いつの日か第二第三のヴィルヘルム大佐が、英国の平和を脅かすことでしょう。私たちスチームパンカーズは、これからも、英国の平和を陰になり日向になり、守ってゆくのです。めでたしめでたし。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?