天下繚乱/悪の栄えた試しなし

C.M.さんGMの天下繚乱「悪の栄えた試しなし」に参加しました。

ときは化政年間、天下泰平の江戸時代。三百有余年に渡る太平の世に、民草は平和を謳歌していた。
そんな折、房州七重の村に赴任した代官、血頭八十兵衛は暴虐の限りを尽くし、村に圧政を敷く。
行き倒れの剣客、人探しの鬼神衆、村の守り神。彼らは村に平和を取り戻せるのか。

PC1、暁丸
陰陽師の家を若くして出奔し、剣術の修行に励む流浪の剣客。たまたま通りがか(るはずだ)った七重の村の手前で路銀も食料も尽き果て、行き倒れたところを網元の娘、椿に拾われます。一宿一飯の恩義を返すため、椿の手伝いをはじめますが……。
「こちらの女性は?」
「ああ、先日から一緒に住んでいる」
「二人きりで?」
「ああ、そうだな」
誤解を呼ぶ朴念仁です。

PC2、野牛八兵衛
とある出来事がきっかけで柳生の里を追われた鬼神衆。おつむは弱いが酒には強い。
「おれは酒に強いからな!どんなに呑んでも酔いつぶれたりはせぬよ!」
かつての師、兄と慕う冷泉光顕が七重の村にいて、悪代官の手先になっていると聞いて駆けつけます。
「あの兄貴が、そんな悪事に手を染めるわけがない」
「きっと兄貴の名を騙る偽物に違いない。おれが行って確かめてやる」
おれはまだまだ未熟者です。兄貴に一太刀も浴びせられなかった。

PC3、お豊(トヨタマヒメ)
宴会大好き、人生相談や恋バナ、おしゃれの話が大好きなパリピの神様。
人間大好き、構うの大好きで、出雲に帰るたびに偉い神様に怒られます。はては力を封じられ村外れの祠に閉じ込められる始末。でも本人(神)は気にしません。村娘「お豊」に化けては人里に降り、人助けに邁進するのです。
得意料理はサバ味噌、切れると竜に変怪するキ・ケ・ンな神様。
主に村の子供達を助けるために、鉄砲玉二人を御してくれました。

事件の後、暁丸とお豊は残党を追う旅に出ます。一人、里に戻った八兵衛はさらなる修行の日を送り……そして時は流れて。八兵衛の下に一人の少年が弟子入りしてきます。その面差しにかつての師の姿を見る八兵衛。
「おれも強くなれるかなあ?」
「ああ、なれるとも。だがな、力には呑まれるなよ」
お豊の優しい計らいがGMに認められた綺麗なエンディングでした。

架空歴史の江戸時代、面白いですね!悪代官とか用心棒とか流浪の剣客とか先の天下の副将軍とか、これはいろいろ楽しめそうです。
C.M.さん、みなさん、ありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?