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【富田美穂】2022.5.22 榛名山ヒルクライム 榛名湖コース女子年代別6位

3年ぶりのハルヒルに出場。
ロードバイクを始めた2018年に初めて出場したのがハルヒルで、地元の方の沿道での温かい声援や、素晴らしいサービスの数々にすごく感動して大好きになった。
2019年度ではまさかの年代別7位に入賞することができ、これをきっかけにヒルクライムやレースへのモチベーションを上げることができた。自分のロードバイク人生の原点とも言えるレース。

準備&目標

3月初旬の時点でPWRは3.5W/kg。
それなりに乗っていたつもりだったが、意識的にトレーニングをしていた訳ではなかったので、TOMIにも相談してメニューを決めてしっかりやることにした。

3月中は15〜20分走とL2のベースライドを中心にして、週末はヒルクライム込みのロングライド。
4月に入ってからは、週に1〜2回高強度を入れるようにした。
体幹の弱さ克服と身体の使い方を見直すために、まこっちさん&瑞恵さんの紹介で3月からパーソナルトレーニングにも通い始めた。

4月下旬の時点でPWRは3.88W/kg。
試走では56:53がベストタイムだった。

本番での目標は2つ。
・タイムだと55分切り。53分台が出ればベスト。
・年代別入賞(8位以内)。

レース前

朝4時起床。
朝食は団子3本、会場でジェルを1本摂取。
高崎市のホテルからアップがてら自走で会場まで行くつもりが、まさかの雨で断念。車で駐車場に行き、バタバタと準備して15分だけローラーを回す。心拍数は160bpmくらいまでしか上げられなかったが、脚はさほど重く感じなかった。

イナーメのアップオイルとレインジェルをしっかり塗ってスタート地点へ。

同じ出走カテゴリーに知り合いが多くいて、50分前後を狙うトレインに一緒に乗せてもらえることになった。
正直ついて行ける自信がなかったが、6km地点の初心者ゴールまでは粘りたいと思っていた。

レース内容

トレインの3番手につかせてもらいスタート。
序盤からハイペースだったのでケイデンスを上げて何とか耐える。
まだ開始直後は人が多かったので、どうしてもインターバルがかかってしまい、それがすごくキツい。
普段なら耐えられる心拍数・パワーだったはずが、早くも脚が悲鳴を上げ始め、呼吸が苦しくていっぱいいっぱいになってくるのを感じる。
それでもどうにか食らいつきながら走っていたが、勾配が一緒緩んだタイミングで前が踏んだ時に力が尽きてしまいドロップ。
あまりにも呆気なく千切れてしまい、それがショックで心が折れそうになったが、ここで諦めたら今までの努力が水の泡になると思い気持ちを切り替える。

この時点でもう周りには人があまりいなくて、トレインもなかったので基本は一人で走り、脚が合いそうな人が来たら少し一緒に走らせてもらうというのを繰り返す。
5km地点くらいからようやく脚が回り始めたので、自分のリズムを崩さないように淡々と走る。

例年に比べて今年はやはり参加者が少なかったのか、初心者ゴールを過ぎるとさらに人がいなくなりまばら状態に。もう自分の力でベストを尽くすしかないので、ここからはほぼ無心でペダルを回し続ける。
目標のパワーは出せてることが分かったので、これを維持できるようとにかくフォームが乱れないように意識していた。

榛名神社まで来たところで、タイムは38分半くらいだった。試走より1分半ほど速く走れていたので、このまま垂れずにゴールまで行けたら55分切りが見えてくるはず。
どちらかというと勾配がきつい方が得意なので、ここからはほぼ全開で走り、ゴールを目指す。
男根岩が見えたので、あと1カーブでゴールだと思い全力で踏んだら、もう2カーブ残っていて愕然としたけれどタイムが55分ギリギリだったので、最後まで何とか踏み抜いてゴール。

結果

タイムは55:17。
自己ベストは更新できたが、目標の55分切りは叶わなかった。

平均パワー178W(NP179W)
PWR3.97W/kg

もう少し自分が上手く走れていたら、同じパワーでもタイムが全然違かっただろうと思うと、悔しくて情けなくて仕方なかった。

ただ嬉しいことが一点。
強豪選手が多い年代になってしまったので、このタイムでは入賞も厳しいと思っていたが、まさかの6位に入っていた。

7位の方とは1秒差だった…

終わりに

フィジカル的な要素は本番に向けて上手く上げられていたと思う。
身体の状態も良かったし、エネルギー切れの感覚もなかった。

反省点としては、
・アップの時間、強度が足りていなかった。
→序盤からハイペースが予想出来ていたので、もっと時間に余裕をもって行動してアップを長く取るべきだった。心拍数もあと10以上は上げておきたかった。

・コースプロフィールをもっと把握するべきだった。
→トレインから千切れた時、明らかに前の2人より踏み始めるタイミングが遅れてしまった。コースを把握し切れておらず勾配が緩むタイミングが分かっていなかった。

・キツイペースでも人の後ろに着き続ける練習が足りていなかった。
→普段一緒に走り慣れた人の後ろでは走れるが、そうでないとリズムが作りにくく、すぐに千切れてしまうことが前にもあった。他のレースでもそうだが、一定ペースで走ってもらえることなんてあり得ないのだから、それに合わせて着いていけるスキルを練習すべきだった。

色々と思うことがあり、正直とても悔しいけれど、自己ベストが出せたこと、フィジカル的には過去最高に仕上げることができたことは素直に喜びたい。
練習メニューや身体のケアでサポートしてくれたTOMIをはじめ、一緒に練習してくれた友人やチーム員、トレインに乗せてくれた皆さん、ありがとうございました!
悔しい気持ちはまた次の活力にしたいと思います。

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