サハラ砂漠の上のアンドロメダ銀河
なんとも幻想的な風景だ。
最初に断っておくと、肉眼でこのように見えるわけではない。また、写真でも、ワンショットで、この光景が撮影できたわけでもない。
実際のところは、この写真は、全て、同じカメラ位置、同じ日に撮った、前景と3つの背景を組み合わせてできている。
前景の砂漠の光景は、この日のブルーアワーの時に撮影されている。深い紫の砂丘が綺麗だ。
我々が普段見ている、夜空の星や星団、星雲は、ほとんど天の川銀河の中にあるものです。
したがって、数百年から数千年前のその星々の姿を見ていることになる。
しかし、アンドロメダ銀河は、250万光年離れている。
したがって、このアンドロメダ銀河の姿は、250万年前の光だ。そういう意味では、人間が見ることのできる、最も古い光ということになる。
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