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V.A. / BravoSki SNOW DRIVE MUSIC (1992)

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現在も発刊されているスキー雑誌「ブラボースキー」によるコンピ。どういう経緯で発売されたのかは不明。サーフ&スノーがレジャーのスタンダードだったよき時代の雰囲気を詰め込んだサウンド。これをカーステに入れておけば間違いなかった、そんな時代だったんだろうな。

内容を見ると再評価著しい面々の音源が収録されており、安価に買えるコンピとしては非常にコスパが良いかと思う。UNISONAIRや当山ひとみ等、言うまでもなく名曲であり流石といった感じであるが、中でも聞いたことがなくて特に良かったのは⑧と⑪。⑧原みどりに関してはSpank Happyはコンプリートしておきながら、彼女のソロは全く聞いたことがなかった為、この手のサウンドだったのは意外であった。Spank Happyも河野伸がいるので、シャレたサウンドになるのは必然だが、こちらは椎名和夫プロデュースでより大人っぽく、かなりストレートにニューウェーブとAORの色合いが強い。うーむ…かっこいい…、原みどりはあまり発掘されている感じがしないけど、これから来る気がする。

原みどり/ 気持ち半分魔女気分

もう1つは麗美。ちゃんと聞いたことなかったけど、松任谷正隆・由実夫妻プロデュースということもあり、サウンドも紛れもなくユーミン感が溢れているが、声質も似ている気がした。こちらもどハマりしてしまいそうだ。

あと、財津和夫はシティポップ目線で聞いていなかったが、結構トレンディな音を出しているのは発見だった。財津和夫音源は全く持っていないので、ちょっと掘り下げてみようと思う。

尚、好評だったのかこのCDが出てから1年後の第2弾が発売されている。そちらにもA.S.A.P.のユーミンカバーで始まり、財津和夫、中西保志、山下久美子、JADOES等の同じ面子が収録されているが、LOUDNESSやTHE COLLECTERSといったロック界隈の面々もおり、若干趣向が変わっていそうな気もする。(尚、最近プレミア化している田中友紀子の音源も入っている。村田和人作曲。)

因みに、歌詞カードにはスキー場情報が。スキー雑誌としてのスタンスを貫き通す。

①A.S.A.P / My Baby Santa Clause (恋人がサンタクロース)
②大野恵里 / Romance Or Not
③UNISONAIR / シンデレラ・ガール
④財津和夫 / 冬のメイン・ストリート
⑤山下久美子 / Lilith (British Fantasy)
⑥RED WARRIORS / Lady Blue
⑦山本英美 / X'mas in the Blue
⑧原みどり/ 気持ち半分魔女気分
⑨木村恵子 / あなたのままでいて
⑩JADOES / ゲレンデよ今年もありがとう
⑪麗美 / 星のクライマー
⑫当山ひとみ / 最後のSki
⑬中西保志 / 君が微笑むなら
⑭中西俊博 / Someday My Prince Will Come ~いつか王子様が
(Columbia / COCA-10566)


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