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"有機質宝石"とは?動植物由来の宝石をご紹介

みなさん、こんにちは。
ようです。

ダイヤモンドやカラーストーンをご紹介してきましたが、宝石の大部分は鉱物(無機質)でできています。
しかし、有機質の素材のものもあります。
今回は有機質宝石についてお伝えしていきます。

有機質宝石とは

真珠、珊瑚(さんご)、琥珀(こはく)、象牙(ぞうげ)、鼈甲(べっこう)が代表的。

ちなみに、有機質とはコトバンクによると「有機物を含んでいるもの」で、有機体すなわち動植物体を構成している物質。
簡単に言うと、動植物の器官や組織、生物の生理作用に関連する宝石は、有機質宝石です。

真珠

(引用:日本ジュエリー協会)

市場に出回っているほとんどは養殖もの。
養殖真珠にはアコヤ、シロチョウ、クロチョウ、マベ、淡水などの種類があります。

珊瑚

(引用:日本ジュエリー協会)

「貴重さんご」として分類されているのが、宝石の珊瑚。
最も珍重されるのは「血赤」と称される均一な赤色のさんご。

琥珀

(引用:日本ジュエリー協会)

古代の松柏科の植物樹脂が、地質学的な時間を経て硬化したものが天然の琥珀として評価されます。

象牙

その名の通り、象の牙や歯を使います。

鼈甲

(引用:中井白金堂)

温かい海に生息する玳瑁(タイマイ)という海亀の甲羅から作られます。タイマイの甲羅は背甲、腹甲、爪などから形成されます。 

鉱物だけが宝石でない、有機質宝石に注目

宝石といえば、鉱物というイメージが強かったですが、動植物に由来した宝石も聞いたことがある名前もあったのではないでしょうか。

動植物に関するということで、取引の制度があるなど自然界の秩序を保ちながら流通しています。
有機質宝石を購入するなら、環境に配慮した製品を選びたいと思います。
美しさだけでなく、環境にも優しいものを。

みなさんも、鉱物だけでない有機質宝石に注目してみてください。

では、また。

参照
日本ジュエリー協会

コトバンク

べっ甲イソガイ

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