京都で初お灸体験をして、全身のド緊張がぽかぽかゆるんだ話。
10月下旬、ずっと行きたかった「お灸堂」に行ってきた。
お灸堂は、「お灸堂はお灸と養生を専門に行う治療院」。
以前からSNSで鋤柄さん(すきさん)の発信を拝見していて、ぜひお灸を据えてほしいなと思っていた。
ホームページを見るといろいろメニューがあり、せっかくならと、
「お灸/特別」というメニューを選ぶことにした。
おお。たのしみだ。
場所はビルの一角にあり、
なんともととのっている空間だった。
今回、主な悩みとして「疲れやすい」「歯の食いしばり」を挙げた。
ゆったりとした丁寧なカウンセリングが終わり、お灸の施術が始まった。
身体がどのような状態なのか話しながら施術してくれる。
私はお腹の冷え、首から肩、手先までの滞りがあるらしかった。
お腹の冷えが原因で丹田に重心が持っていけずに、肩や首がその分頑張っているらしい。脚はややかたいらしい。
そりゃあ、疲れる。
とはいえ大きな問題はないとのこと。
上半身の風通しが良くなることを目標に施術が始まる。
(いよいよ初お灸…!どこに据えるのだろう…そわそわ…)
じんわり温かく、ときにピリピリ。
木の箱に入ったお灸がぽかぽか温かく、背中も少しかたいようなので、背中にも乗せてもらう。
だんだんと眠くなってきた…………
うつらうつらとした状態で、身体がゆるんできているのを感じる。
ぼんやりした視線の先では、鋤柄さんがおしゃれな木目の黒板に何かを書いている…
目を開け上体を起こすと、身体は気持ちよくゆるんでおり、姿勢良くすとんと座っていた。
丹田に柔らかく重心があるのを感じる。
胸が開き、肩・首・腕は無理な力がまったくない。
寝ぼけ眼の私に、温めてゆるむと深呼吸もしやすくなると解説してくれた。
外はすっかり暗くなっていた。
黒板を見ながら鋤柄さんが解説してくれた。
どうやら、疲れから心のモヤモヤが生まれやすいらしい。
私の場合、手のひらを上に向けて左腕をピンと伸ばし、中指を右手で掴んでぐるぐる回すといいとのこと。
ツボで言うと、手の甲にある「合谷」や脚の内側にある「三陰交」にお灸を据えるといいらしい。
お腹は、市販の「あずきのチカラ」というもので温めるといいとアドバイスをもらった。これまでカイロをよく使っていたけど、長時間温めすぎるのも疲れてよくないと聞いた。あずきのチカラは保温時間が20分ほどでちょうどいいらしい。
それから、お灸の据え方も教えてくれた。
お灸、据えられるようになるのか…
え、楽しい。
まず腕を揉んで、ふわふわしている箇所や固い箇所を探す。
「おみかんを触るように」と、鋤柄さん。
おお。わかりやすい。
固くて滞りのありそうな箇所にお灸を据える。
わぁ…いいなぁ。
それから、カウンセリング時には書かなかったけれど、目のクマについても「ここの首のあたりがゆるむとよくなりますよ」とふと言ってもらい、へぇ〜〜と勉強になった。
お灸堂での施術。
いつもと違う視点から身体のことを知りたい人・日頃の養生方法についてのアドバイスをもらいたい人・ぽかぽかゆるみたい人にぜひおすすめしたいと思った。
2人まで同時に施術をすることもできるようなので、お友達や家族と行ってみるのもおもしろそう。
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