萎縮、屈曲、痙攣

 これを内観と言っていいかわからないが、深く観察していった時に自分の身体が引き攣っており、いわゆる小児麻痺のような萎縮し、屈曲した身体をしている状態を見つけた。想像ではなくて、そのような身体をしている層があるという感じだ。なんとなく納得できるのは、今でも自分の手が統御できず、暴れる感覚があったり、深夜に突然、身体が痙攣してしまって仕方ないといったことが起きるからだ。

 さらに別の層では土偶のような、四肢のない身体もあるのだと感じられ、そうなるといわゆる肉体として、こうして存在している自分という形は生命現象のある現れではあっても、生命そのものではないのだなと気づかされる。
 思い悩み、悲しみ、怒るという現象はどの身体の層で起きているのだろう。四苦八苦と呼ばれるものは、生命からすれば陽炎のようなものでしかないのかもしれない。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?