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「聞くこと、話すこと、観ること〜物語に巻き込まれて生きないために」


昨年から始めた講座「聞くこと、話すこと」に「観ること」を加えました。
いわゆるコミュニケーション能力では、相手の思いや考えをどう理解するかに注目します。

この講座では、まず相手ではなく、自分に注目します。相手の話を聞き、言葉を交わすには、善悪正誤でジャッジしないことは欠かせません。そのためにも自分が落ち着いて、静かにしておく必要があります。

心がざわめいて乱れるのはどんなときか。そうなったときに何を頼りにすればいいか。
他人とつながる前に自分自身とのつながりを太くしておく。そのための手がかりを探求する講座です。動きやすい服装でお越しください。

<日時>
⑴ 閉じると開く 9月24日 13時〜15時30分
⑵ 記憶と反応  10月29日 13時〜15時30分
⑶ 集注  11月26日 13時〜15時30分

<会場>
千駄木露路 文京区千駄木2-42-2

<料金>
各回 1万円
会場でお支払いください。
当日のキャンセルは全額お支払いいただきます。


<定員>
20名

<申し込み>
こちらより申し込みください。


⑴ 「閉じると開く」の概要
他人とつながり過ぎて自分の考えが何かわからなくなる。嫌われたくなくてコミュニケーションをとるうちに、本当の気持ちが言えなくなってしまった。
とかく開かれたコミュニケーションが評価されがちですが、それだけでは自分を譲り渡すことになりかねません。
自閉して初めて他人と手をつなぐことだけが全てではなく、ときに手をはねのけることも重要だとわかります。
他者を肯定することだけが良いのではなく、他者を否定することも自身を保つ上では大事なことです。

⑵ 「記憶と反応」の概要
いま目の前の人の話を聞き、会話をしているつもりでも、頭の中では過去の記憶を引っ張り出しては良し悪しを判断したり、あるいは自分の傷を疼かせるために思い出したりするものです。
いまにいながらいまにいなくなってしまう。過去に引きずられてしまう。そうしたメカニズムがどこからやってき、どう対処すればいいかについて明らかにしていきます。

⑶ 「集注」の概要
こうすればうまくいく。ああすればよかったのにできなかった。そんなふうに意識的に物事を行うことが当たり前になっています。それは自分や他人をコントロールすることに道を拓いています。
支配するか、されるか。そうしたゲームではないところでもしも話を聞きたい、話をしたいと思うならば、意識的に行うところから降りる必要があるでしょう。

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