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Euphoria 考察 ① 歌詞

こんにちは〜。

今日2本目のnoteとなってしまいました💦

前回のは完全余談みたいなもんですが笑
今回はガッツリ書かせていただきます。

タイトル通り、今回はEuphoriaを歌詞の視点から考察していきます。

完全わたしの考察ですので、こじつけなとこもあるかと思いますが

1つの説として楽しんで読んでくださると嬉しいです🥰

では、始めましょう!

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①Euphoriaの歌詞からの考察

まずは、MVを見ていく前に歌詞についての考察から。

曲のタイトル「Euphoria」の訳は「幸福感」ですよね。

この曲を聴いていると、タイトル通り「幸福感」を感じる事ができますよね

Euphoria

Take my hands now
You are the cause my euphoria

Euphoria

Close the door now
When I'm with you I'm in utopia


サビの部分は、幸せな空間に留まる「幸福感」そのものを感じられる歌詞になっています。

一部の記事には、LoveYourselfと絡めて
「ジョングクがarmyに手を差し伸べる曲」
との記載もありました。

確かに、その様な意図もあるかもしれません。


しかし、忘れてはいけないのは


「Euphoria」は紛れもなく、花様年華シリーズの曲であるということ


つまり、世界観やストーリーが繋がっているということです。

だとすれば、どういう解釈ができるのか。

(基本的なストーリーは花様年華ノートを参照してください)


「Euphoria」は7人がそれぞれの困難から逃れ、生きて再開している世界線と見ることができそうですよね。

ただし、

この世界線が本当に存在している世界線なのか、誰かが作りあげた世界線なのかは断定できません。

だから、単純に幸せな世界線の話かもしれないし
そうではなく、妄想の中の世界線である可能性もあるということです。

前者であれば、「Euphoria」の歌詞は言葉通りの解釈で良いでしょう。


しかし後者であればどうなるでしょうか?

ただの幸せな歌詞ではないのではないでしょうか。


꿈은 사막의 푸른 신기루
夢は砂漠の青い蜃気楼

내 안 깊은 곳의 a priori
僕の中 奥深くの a priori

숨이 막힐 듯이 행복해져
息が詰まるほどの幸せを感じる

주변이 점점 더 투명해져
辺りがだんだんと透明になっていく

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/merody-0126-2/entry-12400108059.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

「夢は砂漠の青い蜃気楼」


「蜃気楼」とは光の屈折等によって、
実際の景色とは違うように見える現象です。

(幸せな)夢は
砂漠(現実)に浮いている
蜃気楼(本来は存在しないもの)

という解釈もできます。

「僕の中の奥深くのa priori」


“a priori”は英語ではなくフランス語の名詞として存在します。
意味は
「偏見 予断 先入観 決めつけ 思い込み」
など。

http://pierrepierre.cocolog-nifty.com/pagedepierre/2006/07/a_priori__a2b8.html

そのため、

「僕の中の奥深くの予断・思い込み」


などと訳すことができるのではないかと思います。

「息が詰まるほどの幸せを感じる」


最高に幸せだということの比喩的な表現でしょうか?
それとも、物理的な表現なのでしょうか?
(これはさすがに言い過ぎですね笑)

「辺りがだんだんと透明になっていく」


この「透明」という言葉をどう解釈すれば良いのか。
ここはかなりこじつけになってしまいますが、

Wikipediaには

https://ja.m.wikipedia.org/wiki/透明

この様な記載があります。

「物体の反対側や内部にあるものが透けて見えること」
「極端な場合には間にある物体が存在しないかのように感じられる」

とありますが、
歌詞では「辺りが」とあるので

「周りの景色である砂漠(現実)が透けて見える、存在しないかの様に感じる」

そして、「僕の中の奥深くの予断・思い込み」に入っていく

という様な解釈になりそうです。

②「森」と「海」の解釈について
prologueの映像と「Butterfly」の歌詞から考察する


実はButterflyの歌詞、prologue の映像はEuphoriaと繋がる点が多く存在します。

まずはEuphoriaの歌詞の続きを見ていきます。

続くEuphoriaの歌詞↓↓↓

저기 멀리서 바다가 들려
遥か彼方で海が聞こえる

꿈을 건너서 수풀 너머로
夢を渡った森の向こう

선명해지는 그 곳으로 가
鮮明になる その場所へ向かおう

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/merody-0126-2/entry-12400108059.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D



「遥か彼方で海が聞こえる」


「海」は、花様年華で無視できないキーワードの1つです。


ストーリーの中に組み込むのであれば、
皆で行こうと約束した「海」
と解釈する事ができます。

「夢を渡った森の向こう」

この1文に関しては、かなり意味深な歌詞であると思います。
花様年華で「森」と言われて思い浮かぶのが「prologue」の映像です。

prologueには6人が「森」を歩いていき、森の中の拓けた場所にテヒョンが横たわっているというシーンがありますよね。

そしてprologueでは、
挿入曲としてButterfly(prologue ver.)が流れています。

Butterflyの歌詞にも「森」が出てくる部分があります。

「Butterfly」のナムジュンパート後半

나의 해변의 카프카여
僕は海辺のカフカ

저기 숲으로 가진 말아줘
あの森には行かないで

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/0kuuuuuumi0/entry-12437693364.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

「海辺のカフカ」は村上春樹さんの小説ですね。
ナムさんもこれを読みインスピレーションを受けたという話は有名です。

海辺のカフカでは
「森」を抜けた先は「異界」や「あちら側」
として描かれています。

これを踏まえると、「prologue」に出てくる「森」は
「異界」や「あちら側」に続く道であり、

テヒョンと6人が再開する所は「異界」「あちら側」への一歩手前だと言うこともできます。

「prologue」では森のシーンの後、海のシーンに続きます。

つまり、「夢を渡った森の向こう」というのは「海」であり、「海」がある場所こそ、
「異界」「あちら側」である可能性が高いということです。

なので、
Butterflyの歌詞にある、「あの森には行かないで」の意味も
納得がいく様な気がします。

ここでもう一度Euphoriaの歌詞を見てみます。

저기 멀리서 바다가 들려
遥か彼方で海が聞こえる

꿈을 건너서 수풀 너머로
夢を渡った森の向こう

선명해지는 그 곳으로 가
鮮明になる その場所へ向かおう

Take my hands now
僕の手をとってくれ

You are the cause of my euphoria
君こそが僕の幸せだから

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/merody-0126-2/entry-12400108059.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

この歌詞にここまでの考察を含めると

遥か彼方で「海」(異界)が聞こえる
夢を渡った「森」(異界へ続く道)の向こう
鮮明になる その場所(海)へ向かおう
僕の手を取ってくれ(一緒に行こう)

となるのではないか、とわたしは思います。

③「夢」の解釈について


「夢」を渡った森の向こう


ではこの「夢」は何を指すのか。

上記の歌詞から、
「夢」は、渡った先にあるものではなく
渡る過程にあるものだということが分かります。

先程見たEuphoriaの歌詞の解釈で

「辺りがだんだん透明になっていく」

そして僕の中の思い込みの中に入っていく

と書いたのを思い出してください。

これを踏まえると、
「夢」=「自分の内側に入っていくこと」
なのではないか。

と考えられます。

海辺のカフカの物語には

「ここにある森は結局のところ、僕自身の一部なんじゃないか――僕はあるときからそういう見かたをするようになる。僕は自分自身の内側を旅しているのだ。(中略)僕がこうして目にしているのは僕自身の内側であり、威嚇のように見えるのは、僕の心の中にある恐怖のこだまなんだ。そこに張られた蜘蛛の巣は僕の心が張った蜘蛛の巣だし、頭上で鳴く鳥たちは僕自身が育んだ鳥たちなんだ」
http://www.silverboy.com/silverboy/haruki11.htm

と書かれている部分があります。

これを読むと、さらに

「森」=「夢」=「自分の内側」

といえる様になります。

모래 바닥이 갈라진대도
砂の地面が割れたとしても

그 누가 이 세곌 흔들어도
誰かがこの世界を揺さぶったとしても

잡은 손 절대 놓지 말아줘
握った手は決して離さないでくれ

제발 꿈에서 깨어나지 마
どうかこの夢から覚まさないでくれ

https://search.yahoo.co.jp/amp/s/gamp.ameblo.jp/merody-0126-2/entry-12400108059.html%3Fusqp%3Dmq331AQIKAGwASCAAgM%253D

Euphoriaには後半この様な歌詞があり、
「どうかこの夢から覚まさないでくれ」
という部分からは

夢から覚めることによって
君(6人)と僕(ジョングク)が
現実の世界に戻ってしまう
あるいは死後の世界に行ってしまう
ことによって皆バラバラになってしまう

ことを懸念しているの部分もあるのではないかと想像できます。

皆で「海」(あちら側)へ行きたい。
7人揃って行ければそこも「ユートピア」だけど、
全員では行けないことをどこかで悟っている。
(ここは曖昧な所もあるので憶測になります)

だからこそ、

「その扉を閉めてくれ」(Euphoria)
「時間を止めてくれ」(Butterfly)

と言っているのではないだろうか。
現実でも死後の世界でもない、自分の中で思い描く「夢」
に留まるために。


「この時間を過ぎたら君を失うんじゃないかと怖くなる」
「君と一緒ならどこだってユートピアさ」


④横たわっているテヒョンをナムジュンが起こすシーン

テヒョンが横たわっている所に
6人が歩いて行くというシーンが
prologueの映像中にあるということは先程記述しました。

これと全く同じシーンが、Euphoriaにもありますよね。

PrologueとEuphoriaの映像に同じ内容が含まれており、


自分の中で作りあげた「夢」の内容が類似していることから、

これらはどちらもジョングクが作りあげた「夢」の映像である可能性が考えられるのではないかとも推測できます。

とはいえ、これはわたしの完全な憶測でこじつけです。
また改めて考察したいと思います。


⑤テヒョンの父親を殺す出来事について

花様年華のストーリーでは、
テヒョンが姉を守るために虐待をする父親を殺す
というシーンがありますよね。

prologueでは父親を殺した後
Euphoriaでは父親を殺そうとしてメンバーが助けた後
である説がありますが、

どちらも右手に包帯をしています。

父親を殺すというシーンは
海辺のカフカの物語中にも存在します。

しかし、わたしが
海辺のカフカと繋がるのではないかと感じたのは
このシーンではなく、以下の部分です。

ここでのジョニー・ウォーカーは間違いなく「悪」というもののひとつの形として描かれている。しかし、ジョニー・ウォーカー自らが言うように、この世界で何が「悪」かということは必ずしも自明ではない。オートマチックな善性、悪性というものの安易な措定を超えた地平から語られるジョニー・ウォーカーの言葉はむしろこの物語の中のどの断定よりも説得的である。それもまたこの作品の広がりを保障するひとつの大きなモメントだ。

「こいつはね、善とか悪とか、情とか憎しみとか、そういう世俗の規準を超えたところにある笛なんだ。(中略)私はここに集めた笛を使って、もっと大きな笛をひとつこしらえようと思っているんだ。(中略)それだけでひとつのシステムになってしまうような特大級の笛だ。(中略)その笛が果たして結果的に善となるか悪となるか、そいつを決定するのは私じゃない。(中略)私がいつどこの場所にいるかによって、それは違ってくるわけだ」

http://www.silverboy.com/silverboy/haruki11.htm


テヒョンが父親を殺したのは、感情によるものではなく、
姉を守るための言わば「正当防衛」としての行為です。

しかし、もちろん殺してしまった罪により逮捕され
罰せられます。

現実では、決まりは決まりであり、命を奪うことは悪いことであるので罰せられます。

しかし、「正当防衛」である事実を踏まえれば、
同情が生まれたり、姉を助けた事実が讃えられたり
例えば天国に行くか地獄に行くか
ということを考えた際の答えも
変わってくると考えられます。

そのため、
テヒョンの行為への善悪の判断も場所によって異なり、
現実では「悪(人を殺した罪)」として捉えられ、
夢の中やあちら側では「善(姉を助けたという勇姿)(6人は味方である)(天国に行ける)」などとして捉えられる

等、変化が生まれてくるのではないかと考えます。

だからこそそいつを抹殺するには「圧倒的な偏見」が必要なのだ。なにもかもが相対的な場所にあってオートマチックな善性や悪性に依拠することができないとすれば、僕たちができるのは自分の圧倒的な偏見を貫徹することでしかない。
http://www.silverboy.com/silverboy/haruki11.htm

また、この方はこの様な意見を述べています。
「圧倒的な偏見」

覚えていますか?
a prioriの意味

「偏見 予断 先入観 決めつけ 思い込み」

つまり先程も言った様に、

この圧倒的な「偏見」でできた
「自分の内側」にある「夢」の中に入ることにより、
善悪の判断が相対的なものではなくなり、
変化していく。

こう解釈できるのではないでしょうか?


この様な点で、海辺のカフカの「大きな笛を作ること」とテヒョンの「父親を殺す行為」が類似しているのではないか
と感じます。

⑥エンドロール後のメッセージ

そしてEuphoriaは
エンドロール後に出てくるメッセージとグクに車が向かっているシーンで終わっています。

ここに出てくるメッセージは

「ヒョン、それが全てですか?僕達に隠してる事はないですか?」

Euphoriaの終わった後に敢えて付けられているこのメッセージ。

これは何を意味するのだろうか。

花様年華の考察で有名な説(ノートにも記述あり?)として
ジンがタイムリープを繰り返す過程でグクを轢いてしまう
というものです。

ではグクはなぜ、ジンしか経験していないはずのタイムリープの記憶の1部を知っているのでしょうか。

これまでの考察で、
「皆でこちら側かあちら側かの1つの世界に行けないことを悟っているため、夢に留まりたい」
と歌っているのでは?とも記述しました。

そうであるとすれば、Euphoria以前かEuphoriaでの世界でジンの行動を知ったシーンがどこかにあるのでは?
とも思います。

まあ、これはわたしの考察であり
Euphoriaがジンの作りあげた世界とする説もあるので
一概には言えません…。

しかしもしこれがグクの内側にある思い込みであるとするなら?

何かのきっかけによりジンのタイムリープを知り、
(このきっかけは具体的には考察しきれていなくて説明しきれずすみません)

「ジンが全てを自分の思い通りにしようとしている!」
とグクが強く感じてしまい、勝手にジンを黒幕の様に思い込んでしまった可能性もあります。

しっかり花様年華ノートを読み砕いておらず、
公式漫画の記憶も曖昧なので
ジンがグクを轢いたことは事実かもしれません💦
(曖昧ですみません)

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最後は曖昧になってしまいましたが、
ここまでで、主に歌詞から「Euphoria」を考察してきました。

MV考察もしていて書こうと思ったのですが、
また長くなってしまったので、

また次回、MVの考察について書いていこうと思います。

わたし自身も色々頭の中で整理しながら書いていったので、
説明が分かりにくい部分も多くあったかと思いますが笑

行ったり来たり、YouTubeの映像を見たりしながら
ふーんなるほどねーと思っていただけたら嬉しいです。

花様年華誰か語り合いましょう😂😂

では、あんにょ〜ん!

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