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IU H.E.R. World Tour in Osaka Day-2

上手く書けるかなぁ…

夢みたいな時間で、愛がいっぱい詰まってて、息が詰まりそうな日から私を連れ出してくれた、悲しい涙じゃなくて、幸せがこぼれ落ちるような涙を流させてくれた、どんなことばにしたら、あの時間が戻ってくるのか、今の私には分からないなぁ…

あいゆちゃんの大阪公演に、行って来た。
辛い日は、この日があるって思えたから耐えられた。
うまくいかないこと続きの毎日で、気分の浮き沈みがすごく激しくて、ずっと頭の片隅に不安があって、それがしんどくて。
そんな中、こんな私で楽しめるかと思いながら足を運んだ。

あいゆちゃんは、私が韓国語の音楽をよく聴くようになったきっかけの人で、後にも先にも、あいゆちゃんの歌声ほど私に衝撃を与えるものはないんだろうなぁと思う。

優しくて、透き通ってて、色んな表情に染まるあいゆちゃんの歌声は、本当にずっと体の底に染み渡って、生きてる感じがする。
公演前と後で、あいゆちゃんの曲の聞こえ方がちょっと違って、掛け声がある曲なんかは特に涙が止まらなくなる。

当日、会場入りして、席に着き、ShopperとLove Wins Allの2曲を聴いたら、場内は暗転。みんなが湧くあの瞬間ほど、私をワクワクさせるものはない。

1曲目はHolssi。
真ん中にせり上がってきたあいゆちゃん、本当にかっこよくて、綺麗で、もう声にならない声が出てた。
ステージに大好きな人が現れた時の、その人と自分の距離だったり、その人と同じ空気を吸っていることに混乱したり、この気持ちは本当に何にも変えられないなぁと思う。
今回は、想像以上にあいゆちゃんとの距離が近くて、うっすら表情も見えるくらいの座席だったみたいで、今はもう夢を見てたんじゃないかという気分。
息をつく間も無く掛け声が始まって、日本の子どもたちとダンスするあいゆちゃんを、ペンラをフリフリしながら、めいっぱい応援した。

もう書きたいことは山ほどあるんだけど…

Jam Jamを目を閉じてゆったり踊るあいゆちゃんのこと。

大好きなBBIBBIの掛け声が楽しかったこと。

2部に入る前の、Celebrityに向かう演出が、今の私にぴったりで涙が止まらなくなったこと。

Bluemingで膝にひらひら青色の紙吹雪が舞い落ちてきてくれたこと。

アコースティックのStrawberry Moonがあまりにも綺麗で、うっとりしたこと。

事前にソウル公演の様子を見てめちゃくちゃワクワクしてたShopperで、溢れんばかりの紙吹雪を浴びれたこと。この時、ゲットできたら良いなって思ってたTweety×IUの紙吹雪が、ペットボトルの下にスッと入り込んできたこと。

You & Iで、隣にいた方が、ダンスを一緒に踊りながら想いが溢れ出して涙してる姿に、グッときたこと。

「憎しみではなくて、愛に集中できる人生を。長い人生、愛が皆さんを守ってくれますように。」と伝えてくれたLove Wins All。

みんなで歌ったGood Dayの韓国語ver。
最後の高音と裏のコーラスを見事に分担しながら、あいゆちゃんの"いろっけ ちょうんなる〜"に繋がったこと。

「いつかこの涙が止まりますように」と語りかけるよう歌ってくれたSomedayも、みんなで優しく歌ったPaletteのあたたかさも、全部全部今の私に必要なものだった。

色んな人のことを信頼して、そして信頼されて、私もあいゆちゃんも、今この場にいることは決して当たり前じゃないと、それをずっと心に留めながら歌ってくれる人で、Love Wins Allの演出みたいに、最後にフワッといなくなってしまいそうなくらいの儚さを纏ってて、その日その日のファンの良いところをいっぱい教えてくれて、美しいってことばでは表せないほどの瞳を細めて、胸がキュッとなる笑みを見せてくれる。

ことばにすごく敏感で、繊細で、
韓国語を交えながらでも、できるところは日本語で伝えてくれる。
通訳さんのことばを聞きながら、「あぁそうだそうだ」って、伝えたいことを大事にしてくれる。
「大好きです」ってたくさん、たくさん言ってくれた。韓国語では"사랑해"というところを、日本語の直訳では「愛してます」と置き換えられるけど、あいゆちゃんにとっては「大好き」なんだと思うと、ことばの重みだったりニュアンスの違いをすごく大事にする人なんだろうなと思った。

また行きたいなぁ

いつかまた会えるかなぁ

もう2度と、こんな日は来ないんじゃないかと。

行く前の自分が欲しかったものを全部持ってるはずなのに、寂しい涙が出てくるのは何でなんだろうなぁと。

もらったものを大事に守りながら、この気持ちで今を真っ直ぐに、誠実に、歩んでいけますように。

終演後

今回したネイルは、オレンジ色🍊
ユンギさんがプロデュースした楽曲、eightの歌詞から、

"私たちは オレンジ色の太陽の下で
影もなく 一緒に踊って"

をイメージして。

eightの歌詞の1番最初、

"So are you happy now?"

は、当時28歳だったあいゆちゃんが抱えていた、8の字のように無限に続くような無気力感に、
ユンギさんが書いた歌詞。

それに続く歌詞に、あいゆちゃんは、

「まぁ 私はどうってことないよ
全て失ってしまった気がする」

と返す。

ユンギさんがあいゆちゃんにかけたことばを、あいゆちゃんが観客に届けてくれた。

オレンジ色に染まるペンライトを見ながら、この場所があって良かったと思った。

夢みたいな足元、夢みたいな1日だったんだろうな。今の私とあの時の私は何かが違うような、あの日は本当は夢だったのかなって疑っちゃうような。あの場所を歩いた感覚も、温度も、耳に聞こえた音も、心臓を揺さぶるような振動も、全部全部、ちょうど良いくらいに嘘みたいで、ちょうど良いくらいにリアルだから、どうせならリアルだと思う感覚を自分に植え付けとこう。

また明日から、みんなと同じじゃなくても、楽じゃなくても、前にちょっとずつ進んでいこうかな。

そんな日だった。

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