記事一覧
スウェーデンの家は、なぜ「タコ部屋」から「優れた機能美」に進化したか?(前編)
北欧、特にスウェーデンのインテリアデザインがなぜ優れているか?についての話です。よく「北欧では冬にほとんど日が差さずに室内にいる時間が長いから、自然とインテリアデザインが発展した」といいます。私もそう思っていましたしそういう一面も確かにありますが、ある本に出会って「スウェーデンのインテリアデザイン文化は意図的に(政策的に)作られたもの」ということを知りました。そしてそれは北欧的な福祉国家の形成と深
もっとみる「なぜ哲学が必要なのか?」に対する哲学者の言葉が素晴らしかった
昨日、「今こそ哲学で世界を読み解こう」というオンライン講座を運営して、現役の哲学者に話していただいた。
めちゃくちゃ印象的だったのは
「哲学は哲学者の思想を一生懸命覚えるんじゃなくて、使って欲しい。分断したり、感情的な言葉が飛び交うときにこそ、哲学ば有効。なぜなら哲学は『良識』にたちもどって、『その意見はなぜ、どんなときに成り立つのか』を交通整理していくものだから」と。
なぜ、世界で分断が進
スウェーデンのルチア祭動画に癒される
私のスウェーデン語の先生から今朝、こんなメッセージが届きました。
Godmorgon, skickar en länk till Lucia firandet. (Sändes den 13e December, ルチア祭)
おはよう!ルチア祭のリンクを送るねー
その下についていたリンクがこちら。
https://www.svtplay.se/video/24823646/luciamorgo
「学んで、働く」スウェーデン、デンマーク、フィンランドの就労支援比較
今回は北欧の就労支援の話をしたいと思います。
「普遍主義」とは?就労支援の話をする前に、その前提となる北欧の社会福祉システムの考え方に触れておきます。
「普遍主義」とは
高所得者であれ低所得者であれ、皆が同じ権利を持ち、同じ給付を受けるというもの(中略)他のレジーム(=他の社会システムを採用する国…たとえばアメリカやイギリスや日本など※筆者註)に比べて現役世代への給付が手厚い。社会保障給付
マリメッコを定年退職したデザイナー石本藤雄氏をめぐる松山の旅
マリメッコといえば、フィンランドが生んだ世界を代表する企業。特にウニッコ(大胆にお花が配置されたデザイン)は日本でも人気ですね。そのマリメッコで日本人デザイナーが何人も活躍しているということは意外と知られていない。
2006年、マリメッコを定年退職した日本人デザイナー 石本藤雄氏は愛媛県出身。マリメッコに在籍した20年以上にわたり、数多くの魅力的なテキスタイルデザインを生み出している。
2018