新しい波伝説を追う 後編

新しい波伝説、ここがフォークダンスDE成子坂の運命を狂わせたのか?もしあのとき、、、とファンの間で言われているのが、とぶくすりのメンバーに入っていれば、その後めちゃモテ、めちゃイケの波にのれていたのではないか、ということです。

こちらのブログより引用

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2014年1月9日ダイノジ大谷のオールナイトニッポン

大谷「『新しい波』の中で良かった回の人を最後に呼んで。最終回に出たメンバー、ナインティナインさん、勿論今オールナイトニッポンやられてますし国民を代表するコメディアンですよね。そして極楽とんぼさん、えー僕等の東京吉本にしてみたら色々伝説聞いてますけど、当時東京吉本の社員に皆に嫌われてたけど『そこまで嫌われてるなら1回見てみたい』つって見てみたらアドリブコントやってて『これは面白い!』って一発逆転したっていう。そしてよゐこさん、これは19歳の時から物凄い天才肌の芸人さんと言われてて勿論今も色んな番組、バラエティ出てます。そしてオアシズさん、昨年最もブレイクした大久保さんいらっしゃいます。ちなみに『とぶくすり』では大久保さん外されるんですけどね。K2の堀部さん、勿論勝俣さんも含めて色んなジャンルで活躍してます。キャイーンさんはこの後『笑っていいとも!』のレギュラーになるんですよね。でジュンカッツさんはこの後ネプチューンを組んで空前のグループになります。フォークダンスDE成子坂さんだけが何か報われてない感じが凄くするんですけど、それってどうですか?」

コトブキツカサ「あのー報われてるか報われてないか、僕が冒頭に『フォークダンスDE成子坂はもしかしたら芸能界のど真ん中に立ってたかもしれない』って話に通じるんですよね。報われるか報われないか、ここで成子坂、特に村田渚さんが選択をしたんですよね。どういう事かというと、芸人とかは皆知ってる、なかなか公にはなって無いかも知れませんが、僕は生前村田渚さんにぶつけて答え聞いてるんで間違いないと思うんですが、実は今の段階の『めちゃイケ』のMCは村田渚がやるはずだった!っていう」

大谷「これだから、実は最終回渚さんが仕切ってるんですよね。最終回の特番。だから要するに新しく『とぶくすり』と言う番組を作る時には真の真ん中は渚さんだった?」

コトブキツカサ「そうなんですね。僕は渚さんに聞いたんですけれども片岡飛鳥さんから『おい渚!MCをやらないか?』と振られたと。その時に、オアシズさんと一緒なんですよ、村田渚さんだけピックアップして後々敬太郎もっていうお話だったみたいなんです。そこで村田渚さんはそのオファーを断ってるんです。僕はその時渚さんに言いました『もったいないっすね!もしやってたら』まぁ変な話矢部さんのポジションがどうか分かりませんけれども『ゴールデンタイムのMCだったんですよ!もったいなかったですね』『何でなんですか?敬太郎さんの事考えたんですか?なんですか?』言ったら『違う!』と『単純にそのレギュラー蹴っても売れると思った』って。それだけなんですよ。『二人じゃなきゃ駄目だ!フォークダンスDE成子坂は桶田が居なきゃ絶対ダメだ!』って言ってました」

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ということで、本当に渚さんが仕切っていたのか、見てみました。

1993年3月19日 新しい波 選抜メンバースペシャル

3部構成

1部:はばたけ!舞浜商科大学
出演:ナインティナイン、光浦、渚、山本、よゐこ、堀部(K2)

サークル代表を決めるため各代表が集まってきて話合うが、、、という内容

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ツッコミ・仕切り:矢部、渚、ほかのメンバーはボケという構成

どちらかというと仕切っていたのは矢部さんでしたが、渚さんは細かいボケを拾ったり、矢部さんよりおもしろくツッコミを入れたり、また自らボケたり、とオールラウンダーとして目立っていました。

イメージですけど、この時の矢部さんは直線的なツッコミで、渚さんはボケを活かすツッコミというか、おもしろさを増幅させるようなワードを入れたツッコミで、一枚上手かなという印象。

桶田さん入れてもよかったのに!なんで入れなかったんや!

2部:マルコムX大集会

出演:加藤、ジュンカッツ、有野、ウド鈴木、岡村

全員マルコムXに扮して大喜利

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3部:うのうのだん

出演:よゐこ、ナインティナイン
UNOしながらイタイことをいうトークコーナー

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エンディング

出てなかった方も含めたコンビ勢ぞろい

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視聴者からの質問コーナーで桶田さんに質問

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西山喜久恵「(はがきを読む)フォークダンスDE成子坂の背の高い方はいつも不機嫌な顔ですが嫌なことでもあったんですか?」

桶田「基本的に下ネタには答えたくないんですけどー」

渚「何の話?1回も出てないです」

桶田「いつも僕なりに、ライブラリースマイルは送ってるんですけどね」

渚「どういう笑顔?図書館の笑顔?」

エンディングでおもしろかったのになんで桶田さん選ばなかったんや!なんでや、片岡飛鳥!

という感じで見てて思ったのが、番組の流れからいうと、ナイナイとよゐこはもうとぶくすりが決まってたんじゃないかという扱いだったなと

そしたらテロップ流れてるときに

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DA・YO・NE!

とぶくすりのwikiには「『新しい波』放送終了時点ではナインティナインとよゐこ以外のメンバーは決まっていない状態のまま」とありました。

となると、放送終了後、渚さんがオファーがあったけど断ったということですね。

そして桶田さんには声はかかっていなかったようですよね。自吐でもそんな話は出てこなかったですしね。

うーん、この第1部だけ見たら渚さんにオファーあるのは確かにそうだなと。で、桶田さんが選ばれなかったのはよゐこが決まっていたからだろうなという印象。ここにもう一人、似てるというか、ボケの方向性というか、視聴者から見たボケの印象がかぶる桶田さんが入ってしまうとなー、という組み合わせの問題はあったんだろうなと想像。

wikiには「当時吉本印天然素材で既に活躍していたナインティナインと、渡辺満里奈がファンと公言していたよゐこを除けばほぼ無名だった。」ともあり、フォークダンスDE成子坂として入る余地は残念ながらなかったようですね。

それでも、ここで渚さんが入ってあとから桶田さんが入っていればなあというのが、無念ポイントですよね。

ちなみにその後の成子坂は

94年3月「GAHAHAキング 爆笑王決定戦」で2代目チャンピオン

94年4月「タモリのSuperボキャブラ天国」

95年8月「お笑いダンクシュート」

このあたりまではトップランナーだったと思いますがなかなかチャンスに恵まれず

96年10月「タモリの超ボキャブラ天国」

ここで若手と同じスタートラインに立たされてしまうんですよね。世間的にはここで認知度が上がったと思うので、周囲の期待を集めていたものの、桶田さん的にはそうではなかったと。

うーん、やっぱりとぶくすりだったのか、いや、事務所の戦略、いや、2人が若さゆえ結果を求め生き急いでしまったのか、、、

<余談>

その後めちゃイケは一世を風靡したことを考えると、当時のメンバーで正解だったとも言えますが、映画とか小説でよくある「平行世界」で、フォークダンスDE成子坂中心だったらどうなっていたのか?なんて見てみたいですけどね。


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