恋が実ると思うな
(中学生向け極意塾:今の私が中学生だった私にアドバイスするというシリーズを掲載しています。)
君もこの世に生を受けたほぼ全ての男性と同様に、異性に心を惹かれる。
私は、中学時代、2人の同級生、1人の下級生を好きになった。
後になって、本当に好きだったのは別の同級生だったとわかったが(笑)。
残念なことに、ひとつも上手くいかなかった(笑)。
理由はいろいろあるだろうが、いちばんの理由は、その人を材料に自分で創り出した幻が好きだったのであって、それはその人そのものではなかった、ということだ。
少し残酷だが、そういうことだ。
さらに残酷だが、私はその人たちに愛されていなかったのだ。
だから、傷付きまくることになった(笑)。
それも、男女関係の、いやそれ以前の人間関係の技をまったく知らなかったからだ。
片田舎の中学生の私では無理もないが(笑)。
君は、どこかで、その人を一生涯愛し続け、同じようにその人に愛され続ける、というようなことを信じたがっている。
そういうことは有り得ないのだ、とは受け入れられない(笑)。
私が君に教えたいのは、その大前提が間違っているということなのだが、まあ、そう思えないから少年の恋愛なのだろう(笑)。
だから、私同様、大いに傷付けばいい。それも人生だ(笑)。