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★ 十四歳に思ったことを忘れるな

(中学生向け極意塾:今の私が中学生だった私にアドバイスするというシリーズを掲載しています。)

私が中学生のとき、アルベルト・シュヴァイツァーの話を読んだ。

その中に、「もし人が14歳を忘れなかったら、世の中はもっと変わったものになっているだろう」というようなフレーズがあった。

私はなぜかこれが深く心に刻みこまれ、その後ずっと、何度も思い出したものだ。

純粋無垢な心を持った14歳のときに思ったことを忘れない!

世の中の矛盾した事柄に対しての根本的な問い!

・なぜ戦争が繰り返されるか?
・なぜ貧富の差があるのか?
・なぜ人はもっと賢く穏やかに暮らせないのか?……

誰しも、こんなような問いを発したことは一度や二度はあるだろう。

その心を忘れるなということか、と思った。

その14歳の頃、私は周囲がしょっちゅう「面白くない、面白くない」と言っているのに反抗し、「面白くない? だったら面白くしたらどうだ! なぜそうしないんだ!」といつも思っていたものだ(笑)。

その14の心を実は今も持ち続けている(笑)。

私は時々「俺は精神的にはまだ中学校を卒業してないんじゃないか?」などと思って苦笑することがある。

中学生のときに自分自身に投げかけた問い……それが一生のテーマになる。

私自身がそうだったからかも知れないが、そういうことが実は多くの人にあるんじゃないかと思う。

根源的な問いを大事にしたまえ。
大事にするとは、まずは書いておく、あるいは録音しておくことだ。

多くの人は忘却の彼方に置き忘れている。

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