見出し画像

自分を知る極意(1):記録をとってみる(1)

自分自身を変え、よりよい生活、すなわち、もっと楽でストレスが少なく、もっと楽しくて、もっと豊かで、もっと幸せを感じていられるようにできたら素晴らしいではありませんか! そのためには先ず自分自身を知ることですね。

今回は、自分の様子を外から眺めて自分を知るがためには、記録をとってみるとよいという話です。
なんとまぁ当たり前のありきたりな話でしょう。

しかし、これが一番効果があるのです! 効果があって、その上、およそ誰でもすぐできる。しかも、簡単なものならとくに金もかからない……だから極意なのだと極意塾ではとらえます(笑)。

記録をとって自分自身を知り改善する。……この事例はいくらでも有りますね。
スポーツでも、芸能でも、一流どころは必ずやっていることですね。

これは、生活の改善にも当てはまります。
事例として、私自身の強烈な体験を紹介します。

(1)勉強していた時間はたったの20%しかなかった

私は、高校2年生の頃は、絶不調の日々を過ごしておりまして、授業中の居眠りは常習犯、目覚めていても、勉強そのものではなく、人は何の為に勉強をするのか、しなければいけないのか、といったような事を考えてばかりいました。
ある時、授業中に実際どれほど勉強と言えるような事をしているのか、時間を測ってみました。

すると、驚いたことに、実際に勉強らしきことをしていた時間は20%ほどだけだったのでした!
80%の時間は、ボーッと考え事をしているか、居眠りしているかに費やされていたのでした!

(2)たった一度の記録取りが人生を変えた

それがその日だけのことではなく、いつものことだったのでした。むしろ、その日は比較的よく勉強した日だったのでした!
こんなことで成績が伸びるわけがない!、大学に合格することもできないぞ!……と危機感を抱きました。

それから、少しは実際に勉強している時間を増やそうと思い、考え事をしているのに氣付いたら、「それはそれとして、目の前の事もやろうぜ」と切り替え、徐々に改善されていったのでした。
たった一回の「記録をとってみる」行動が、心の習慣も行動の習慣も変えることに直結したのでした。

振り返ってみますと、あの時記録をとってみることで高校生活を修正できて本当に良かったと思います。
それが無かったら、あるいは半年遅れていたら、おそらくその後の人生が大きく違ったものになっていたでしょう。

記録することで自分を客観的に眺めることになり、そこでの氣付きが自分を変える手がかりになる……自己革新の常套手段ですね。(極意塾投稿No.296、No.297)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?