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自分を知る極意(8):鏡理論(4)

自分自身を正しく知り、変革をもたらし、もっと楽でストレスが少なく、もっと楽しくて、もっと豊かで、もっと幸せを感じていられたら素晴らしいではありませんか!

(1)己を知ることは難しいか
自分を知るには自分を客観的に見ればよいという当たり前の話です。
理屈は当たり前ですが、さて、これがどれほどできているかとなると、人類永遠の課題でもあるかのように言われ続けているようです(笑)。
それほどに己を知るということは難しいことだと、数多の先人も自覚していたのでしょう。

しかし、現代の我々は、鏡に限らず、その場で動画を撮って自分自身を見ることもできる時代に生きています。
100年以上前の先人が知ったら、飛び上がるほどに驚くことでしょう。
それほどの便利さを享受しているのですから、せめてその分くらいは、先人達以上に己を知ることについて進歩したところを見せたいものですね(笑)。

(2)人は鏡
その先人達の残してくれた名言に「人は鏡」というものがあります。
他人は自分の有り様を写す鏡のようなものだということですが、これはさまざまに解釈できますね。

私がずっと前から何度も何度も思わされたことなのですが、ある人Aさんが、ある人Bさんについて「Bさんはここを直せばいいのに」と言う時、それはまさしく私がAさんについて思っていたことだということです。

「あの人はもう少し身なりを清潔にすればいいのに」とか「あの人は遅刻なんかしないようにすればいいのに」などと聞くと、それは私が前々からその言った当人に対して思っていたことだったりします。

(3)目に付く他人の欠点は自分の課題?
そういう経験が数多く重なるものですから、これが「人は鏡」の真意かなと思ったりもします。
指摘している他人の欠点が実は自分自身の欠点であるということに、人はなかなか氣付けない、あるいは無意識に拒否しているもののように見えます。
そこを踏み込んで、他人の欠点はみな自分の課題と思いなせば、違った世界が開けてくることでしょう。(極意塾投稿No.303)


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