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VR技術者認定試験に受かったので勉強方法などのメモ

※2023年4月28日追記
必要な物のウェブカメラの項目にオンライン試験システムのチェック用URLを追記しました。

※2022年1月26日追記
合格点が60点のところ、100点満点換算中90.8点で無事合格しました。


本日(2021年12月18日)VR技術者認定試験(アプリケーションコース)を受けました。1月下旬に合格発表がされます。
セオリーコースの方も受験済みで合格しているので、その勉強方法をまとめてみました。

必要な物、事前準備

・『バーチャルリアリティ学』
試験はこの本から出題されます。アプリケーションコースは講習会の資料からも出題されます。
(https://vrsj.org/publications/virtualreality/)

・ウェブカメラ
試験がRemote Testingというオンラインサービスで行われるため必須です。
30FPS以上でオートフォーカスできるもの推奨。身分証明書をウェブカメラで撮影する必要がある為、固定フォーカスのウェブカメラだと身分証明書を近づけても焦点があわないため、正常に認識されず、最悪の場合失格になる可能性があります。
私はセオリーコースの試験の際に固定フォーカスだったウェブカメラを買い換えました。
参考までに新しく買ったカメラのスペック
最短撮影距離:5cm
解像度:1920x1080
画角:76°
フォーカス:オート

以下のURLで正常に動くかどうかの確認ができます。
オンライン試験システムの利用環境チェック用URL

以下のURLでオンライン試験がどのような感じか確認ができます。
オンライン試験体験版

・マイク
試験がオンラインで行われるため必須です。こちらは動けば何でもいいと思います。

・他人が入ってこない個室

・安定したインターネット環境

・パソコンのモニターを1つにする。
受験時に「マルチモニターにしないように」という注意書きがあるため、マルチモニターを利用している場合はモニターを1つにしておく。私は念のため2つ目のモニターが繋がっているケーブルをパソコンから抜いておきました。

・試験開催案内メールに登録して早めに申し込む
必須ではないですが、第18回、第19回は申し込み締め切りより前に定員に達して申し込みが終了しています。オンラインで試験が受けられるようになった影響かどうかは分かりませんが、早めに試験に申し込む必要があります。
(https://iap-jp.org/vrsj/mailform/)

・講習会の参加(任意)
私は参加しませんでしたが、講習会で使用された資料は試験の2週間前に共有されました。正直暗記する時間が足りないかと思いましたが、『バーチャルリアリティ学』の本をまとめた内容に少し追加された分がある程度でした。実際に参加していないので何とも言えないですが、参加すると理解が深まると思います。


勉強方法

これは「私はこうしました」というメモなので、これが絶対正しい、というわけではないと思います。いろいろな方法を試してみるといいと思います。

(1)公式サイトから過去問を全てダウンロードします。
(https://vrsj.org/events/seminar/)

(2)過去問が出題された個所を『バーチャルリアリティ学』の本にアンダーラインを引き、出題された年をページの端にメモ。

(3)本に書かれていない問題はポストイットに問題と答えを記入して、関連したページに貼る。

(4)全ての過去問の情報を本に書き込んだ本を読む。

(5)最新の過去問を印刷し、何も見ずに試験と同様に1時間はかって解く。

上記の(4)、(5)を何年分か行い、合格点を超えていれば本番でも合格点がとれるかな、と思います。
(2)の手順を実行するとわかる事ですが、VR技術者認定試験は過去に出題された問題と同じ問題が出題される事が多いです。
基本的には本の内容を全て記憶すれば100点が取れるはずですが、何度もテストで出題されるような重要な箇所を重点的に覚えるのが効率的に覚えるコツかな、と思いました。

本に載っていなかった(と思う)アプリケーションの過去問をいくつか。これらは本に書かれていないので、過去問の問題と答えをそのまま覚えました。

2017年12月第11問
Q. 正しいものを選択せよ
A. R-360は2軸の回転機構を持つ体感ゲーム用筐体として発売された。

2019年12月第8問
Q.空欄に適する物を選べ
VRヘッドセットはさまざま発売されているが対象年齢は( )に設定されている。
A. 各社さまざま

2019年12月第3問c
Q.空欄に適する物を選べ
 操縦者の1/4スケールのロボットへのテレイグジスタンスを想定する。操縦者にとっては( )のように感じる事になる。
A.世界の重力が4Gになったように感じる

2019年12月第3問d
Q.空欄に適する物を選べ
操縦者の手先の動きの4倍速で動く手先を持つロボットへのテレイグジスタンスを想定する。操縦者にとっては( )のように感じる事になる。
A.腕の質量が1/4倍になったように感じる

2017年12月第12問b
Q.空欄に適する物を選べ
このVRシステムにおいては高層ビルの屋上を歩行するコンテンツではなく(1)を提示した場合、真っ直ぐと感じるためには(2)の円筒壁が必要となった。これは(3)がシステムの効果に影響を及ぼすという事を示している。
A1.白い床と壁のある空間を歩行するもの
A2.直径12m
A3.コンテンツの内容

https://vrsj.org/events/seminar/

VR元年頃に私も体験したUnlimited Corridorについての問題も2017年の第12問で出題されています。以下のサイトの内容も覚えておくといいと思います。


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