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Vケットへ行こう

バーチャルマーケット

通称 Vケット とは 何か

端的にいうと、バーチャル空間で行われるお祭り騒ぎのことである。

厳密にはVRChatから説明していかないといけないのだがめんどくさいのでここでは省略することとする。

そもそも字面の響きで誰でもなんとなくわかるものである。

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2018年8月26日 バーチャルマーケット 

2019年3月8日~3月10日 バーチャルマーケット2 

2019年9月21日~9月28日 バーチャルマーケット3 

2020年4月29日~5月10日 バーチャルマーケット4 

2020年12月19日~2021年1月10日 

バーチャルマーケット5 開催予定!

知ってる人も知らない人もすでにこんなに開催されていたのかと驚きの数だ。しかも開催されるたびに開催期間が伸びているのも特徴である。バーチャル空間なのでリアルイベントみたいに会場を物理的に抑える必要がないため開催期間を伸ばしても問題ないのがメリットであるといえよう。

開催期間が終わっても時間が経てば誰でもバーチャルマーケットの会場に足を運ぶことも可能なのだが、開催期間中にしか見れないものも多く、さらにはVRChatのアップデートに伴ってワールドそのものが予期せぬエラーで破壊されるという滅びの美学を伴っているのもまた面白い現象だ。

バーチャルだから無限に残り続けるイメージがあるが、現実はむしろバーチャルだからこそすぐに消えてなくなるというわびさびが素晴らしいのである。これはまさにその瞬間その場所にいた者にしかわからない感覚だろう。

だからこそ価値があるのだ。

まずはそんなバーチャルマーケットの世界を少しづつ紹介していこう。

Vケット2の世界

開催期間 2019年3月8日~3月10日 バーチャルマーケット2 

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私が初めて参加したのがこのVケット2からだ。

とにかく未来を感じた。前回のバーチャルマーケットがどんなだったのかは後から知ったのだが、このときは何の予備知識もなくまたVRChatに潜り始めたばかりであったためすべてが新鮮だった。

はじめはデスクトップモードを使って楽しんでいたのだが、すぐにVIVEを購入。気がつけばあっという間にVR世界の住人である。

こんな感じでヘッドマウントディスプレイ、通称HMDを被ってドップリVRにハマりはじめたのもこの頃。

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バーチャルマーケットの世界はどこも最高で、時間の許す限りひたすらワールド巡りをしていたのを今でもはっきりと覚えている。正直これがVR初体験だったせいで思い出補正もあるのだが、いまだにVケット2を越える衝撃を味わっていない。今でもあのときが夢のようで現実でありながら未来がすぐ目の前に広がっているという体験はもう二度とないのではと思ってしまうほどである。

このあともどんどんVケットは進化していくし、ワールドも洗練されていくのだが、それを体験してもなおVケット2の衝撃には遠く及ばない。もしかしたらもう二度とVケット2を越える衝撃は味わえないのかもしれない。それぐらい強烈に脳内に焼きつき思い出深い体験となった。

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上記のスクショにもあるのだが、このVケットへの入口から広がるエントランスこそが未来の具現化であり、私がもっとも愛してやまない世界最高の未来への入口であったことをここに記録しておく。

Vケット3の世界

開催期間 2019年9月21日~9月28日 バーチャルマーケット3

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ここまで来るともはや定番化したもうひとつの現実である。

Vケットが開催されるたびに肥大化するワールド、増える展示物、そして期間限定のうちにぜんぶ見て回らないといけないという義務感の発生。これは避けられないものなのかもしれない。楽しむというよりはもはやただの義務、使命感でワールド巡りするようになると疲れを感じるようになるのだ。もちろん実際Vケットに滞在する時間も増えているので疲れていることは確かなのだが、それ以上に精神的な疲れも以前にもまして増えてしまっている。

あれだけ楽しかったVケットが、あれ?もしかしてあんまり楽しくないのかなと感じてしまうのもちょうどこれぐらいからだろう。最初の1回目、2回目ぐらいまでは何事も本当に楽しいままで終わることが多いからだ。3回目ともなると予測もできるし、パターン化もしてくる。良くいえばすっかり定番化し馴染んできた。悪くいえば新鮮さがなくなっただろうか。

ワールドギミックも増えて、アバターも多くなり、技術の進化は誰が見ても圧倒的速度で進んでいるのも確かだが、気持ちがついてこないのである。気持ちを盛り上げていくにはどうするか考えたとき、自ずと答えはでた。

そう次はVケットへの参戦だ。

見るだけからやる側になるのである。

Vケット4の世界

開催期間 2020年4月29日~5月10日 バーチャルマーケット4

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ついに幕を開けたバーチャルマーケット4

実は今更だが、Vケットを楽しむためにはそれなりのPCも必要になってくる。デスクトップでやるにしてもとにかくストレスなく遊ぶにはある程度の設備投資が必要になってくるので、このあたりがVケット参加のハードルになってることはいうまでもない。

事実、私もVケットに何度か参加してからPCを新調している。

とにかく人が集まったり、ワールドが大きくなると動作がモッサリするのだ。デスクトップならあんまり気にならないかもしれないが、VRで入ってると世界がぐちゃぐちゃになるし、時が止まったり、声が遅れて聞こえてきたりとひどいものだ。まるで自分だけが別の空間に閉じ込められたかのような錯覚まで覚える始末。スムーズに会話もできないし、見てる世界が人と違うので噛み合わない。リアルでももしかしたら似たようなことを感じている人もいるかもしれない。それを完璧に味わえるのもVRならではといったところか。

とにかくPCはVRに対応しているものを買ったほうが良い。

つべこべ言わず新しい世界を見たいなら金が必要ってことだ。

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Vケット4にはやる側で参加したと書いたが、実際はなし崩し的に巻き込まれたというか巻き込んだというか、とにかくいろいろ言葉では説明できない現象が折り重なった結果である。そのあたりのことをイチから説明し始めるとこれまた厄介なことになるので、今回も紙面の都合上ここでは割愛させていただく。機会があればまた別の記事で書こうと思う。

よんなな屋としてVケットに初参戦したというのが結論だ。

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そう、展示物の一つとしてVケットに参加したのである。

見てる側からやる側へ。Vケット3で感じた疲れはふっとんだ。しかし、別の疲れがどっとやってきたので結果的に良かったのか悪かったのかは今でもわかってない。でもまたひとつ新しい世界の扉が開いたことだけは確かだった。

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はっきりいって説明は難しい。見てわかるか、感じてわかるか、それともなにもわからないのか。それはもう私にはどうすることもできない。あとはすべて見る側に委ねるしかない。

もう少し詳しく知りたい方はこちらを参考にして頂きたい。

つまるところ、Vケットとは新たな表現の発表の場。既存の概念に縛られることのない自由な展示会と私は捉えている。アバターを展示するのがVケットにおけるもっともポピュラーな表現方法だ。しかしVケットを巡っているとどうやらそれだけではない。独自の世界観を魅せているブースもいくつか存在する。

Vケットをただ見て回るだけでも十分面白い。でもそこから一歩すすんで「俺たちのVケットはこうだ」というのを魅せていくのも面白いのだ。

総括

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バーチャルマーケットが与えてくれたものは場の提供だと思っている。これまで物理的に発表できないものはどんなイベントだろうと展示することはおろか誰かに見せることも自分で見ることすら叶わなかった。それを実現できるのだからバーチャルマーケットには無限の可能性が秘められている。常識に囚われない発想こそがバーチャルマーケットにおいて実現可能だとしたら、それはもう飛び込むしかない。

私たちはついに次元の壁をひとつ越えたのだ。

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そして次のVケット5はもうすぐ目の前に迫っている。

https://www.v-market.work/v5/

バーチャルマーケット5 

2020年12月19日~2021年1月10日 

開催予定

今回も私たちはよんなな屋で参戦している。

これを読んで少しでも気になったら今すぐバーチャルマーケットへ行こう。

Vケットとは何か、それを確かめることができるのは君だけなのだから。


投げ銭大歓迎!