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みんなが映画や舞台をみていた時、自分は部屋の掃除をしてコインランドリーが終わるのを待ちながらパン屋さんのパンを食べていた。こういう日がいつでも続けばいいのになと思って、こんなもんか、と考えた。こんなもんか。こんなもんなのか。役者という職業、映画や舞台への情熱。向いているのではなく、傾いている感覚。気分じゃなくて変え続けたチャンネルに映った有名な人たちの顔。こんなもんなのか。人間関係を巻き添いにして、自分に正直すぎる休日は、自分のなかではちっとも間違っていなくて、それを終える頃なんだか少し寂しくなった。この寂しさは一体どこを向いているのだろうか。どうしていつもこうなんだろうか。なにをしていてもそのときの色の寂しさを見つけてしまうなら、きっとなにをしていても間違ってないね。大丈夫だよとむやみに言ってしまう癖は、むやみに言っているわけではないです。だって大丈夫じゃなくても大丈夫にするんだから。今までだってそうしてきたんだから。お菓子をひたすらたべて、知ってるゲームと知らないゲームを、知ってるような知らない人たちと一緒にした。夜が気持ちのいい季節ですね。春。

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