永い日記

ひとりでもやもやしてしまうようなときは、どうしたってひとりじゃどうにもできないので、だれかに大丈夫だよっていってほしい。きみの偏った言葉で根拠は自分だけにしかなくてもいいからそういってほしい。できるならいつか安心できるそのときまで笑っていてほしいし、わがままをいえばそのあとも何度だって助けてほしい。不安な夜もむすっとしてしまう電車の中も見放さないでいてくれよ。ほんの些細なことで、ささやかにどうしようもなく悔しくなってしまうような瞬間を知っている。それを幾度となく背負いながら、ぼんやりしたまま迎えてしまう朝の景色を知っている。泣いてしまいたいけど、それだって自分よがりな気がしてしまうね。大きな声を出したいです。とびきり意味のない言葉を叫んで笑って、笑いながら泣きたい。だってこの暮らしは終わらないんだもの。続く限りは続けたほうがいいんだから。今日もいい日でした、あっていい日でした、ぜったいに。大丈夫だからね。ながいながい日記のような、私で在りたいと思うのです。

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