インターネットな製品企画のカタづくり #0

この記事は

そろそろ自分に溜まってきたインターネット業界の製品企画のナレッジやノウハウを目に見える形で残しておきたいと思って書く。たぶんしばらく投稿するので、# をつけて連載形式にしてみました。

注意事項

この記事は、一切がフィクションであり、所属組織や企業を代表するものではありません。また、この話にでてくるナレッジは読者の製品や事業の成功を保証も約束もしません。

あと、このあとに続く文章も、おそらく整理されていないし、某メガベンチャーの人事の方みたいなきれいな図表はでてきません。インターネット業界の製品企画の関するナレッジやノウハウがでてくるエッセイみたいに思ってもらえると助かります。

"カタカナ書き"の「プロダクトマネジメント」

ここ数年、"カタカナ書き"の「プロダクトマネジメント」の勉強会に参加し、いろんな本や記事、note、Twitterの有名経営者や企画者をフォローしてきました。数年間、界隈をウォッチしつつ、現場で製品企画をしてきて、思うことがあります。それは「最近の初心者向けのお勉強と採用が目的の「カタカナ書き」の"プロダクトマネジメント"はお腹いっぱい」だなってことです。

なんかいきなりケンカ売るような文章になってしまいましたが、ストレートに言っちゃうとそんな感情です。Twitterにはbioにプロダクトマネージャーを入れ、それっぽいことをひたすらつぶやいているアカウントがここ数年でものすごく増えました。わたしも自己承認欲求を満たすために「それっぽいこと」を頑張ってつぶやいていた時期もありました。ときには鬱憤を晴らしたい&尖ったこと言ったらフォロワーが増えるだろうと思って毒を吐いてみたこともありますが、残ったのは虚しさだけでした。

虚しいなと思うと同時に、7,8年くらい前から、カタカナ書きではないProduct Managementという言葉にワクワクして、夢見て、少ない情報源の中で、頑張ってInspiredを読んで、自分の製品を良くしよう、お客様に価値を届けようと本気で思っていた人たちは、いま何を思っているんだろう…思っていました。ちょっと前までは。

自分にできることをやろう

最近やっと、陰で頑張ってる人たちをdisるのは違うなと思いはじめ、自分でできることをやろうと思いました。それが、タイトルにもなっている「製品企画のカタづくり」です。手前味噌な話ですが、自分はこれまで先人たちが開催したイベントや執筆した記事など、いろんな知見に触れて、現場で製品企画者としてProduct Managementを実践しようと頑張ってきました。なんともおこがましい気もしますが、試行錯誤の過程で生まれた、自分なりのカタを、きちんと目に見える形で残すことをしようと思いました。

これが、誰かの役に立つとは思っていません。ただ、少なくともTwitterでそれっぽいことをつぶやいたり、フォロワーの数に一喜一憂するよりは遥かに生産的なのと、これからの自分の役に立つと思うので書こうと思います。

Product Managementと「カタ」

これで終わると、チラシの裏にでも書いとけよ、的なこと言われてしまいそうなので、次回に続くそれっぽいことを書いて今回は終わろうと思います。

結論からいうと、Product Managementは個人のスキルではなく、組織に備わる仕組み・ビジネスプロセスなんじゃないかと思います。Twitterを見てると、プロダクトマネジメントじゃなくプロダクトマネージャーにフォーカスが当たりがちですが、Product Managementの大事な役割として、「事業が成長し継続するために、売上を生み出す確率が高い製品・機能・施策を継続的にリリースするための、組織が持つべき機能」なんじゃないかと思っています。わたしはそれを「カタ」と呼びたいと思っていて、次回以降それについてつらつら書いて行きたいなと思っています。

この連載は、調子のいい週末に書いていこうかな思ってます。いつになるかはわかりませんが、それではまた次回、気が向いたら読んでみていただけるとうれしいです。

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