令和3年5月場所予想番付

三役入れ替え予想

令和3年3月場所 横綱~前頭5 成績

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 平幕では、東前頭2で9勝の北勝富士、西前頭2で10勝の若隆景、東前頭3で10勝の明生の3名が三役昇進に足る成績を残していますが、関脇・小結は全員勝ち越したため、枠が空きません。大栄翔のように関脇・小結の定員を増やす事も考えられますが、基本的に協会の編成する近年の番付はケチなので、1月場所の大栄翔の西前頭筆頭で13勝のような、極めて優秀な成績を残さない限り、増枠しないことでしょう。

幕内・十両入れ替え予想

令和3年3月場所 前頭6~十両5 成績

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 まず幕内から十両への陥落組ですが、西前頭11枚目で1勝の琴勝峰、東前頭15枚目で4勝の豊山の2名で決定かと思います。幕内の枠は、鶴竜の引退によるものも含めて3枠空きます。
 十両から幕内への昇進枠は、東十両2枚目で9勝の石浦、東十両3枚目で9勝の千代丸、西十両筆頭で8勝の天空海の3名となりそうです。炎鵬は後半の失速が響いて、再入幕にはあと一歩届かずとなりそうです。

幕下・十両入れ替え予想

令和3年3月場所 十両6~幕下5 成績

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 まず幕下から十両への昇進組ですが、既報の通り、西幕下2枚目で5勝の大翔鵬と東幕下2枚目で4勝の王鵬の2名となりました。
 したがって、十両から幕下への陥落枠は、鶴竜の引退がありますので、1名のみとなります。そうなると東十両14枚目で7勝の武将山と西十両10枚目で4勝の矢後が候補となりますが、星勘定では武将山が東幕下筆頭相当、矢後が西幕下3枚目相当となりますので、矢後のほうが陥落するのでは予想します。
 それを踏まえた上で、作成した予想番付は以下のとおりです。(前フリが長くてすみません。)

予想番付・横綱~小結<照ノ富士が大関返り咲き>

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 「○」は再昇進のマークです。照ノ富士が大関の何番目の位置に来るかが迷いどころです。協会が編成する番付は、新大関は大関の中で最下位の番付に置かれるのがここ数年の実例ですので、来場所もそれを踏襲すると予想します。私が番付を決められる立場なら、カド番の正代よりは上に置きますけどね。
 高安を東とするか西とするかについても、令和2年11月場所に13勝をあげた照ノ富士が小結から関脇に昇進する際に、西関脇で8勝の隆の勝を追い越して東関脇に例があるだけに迷いどころです。しかし、照ノ富士は13勝と8勝の比較で関脇に上げた気がします。今回の高安は10勝ですので、関脇で8勝の隆の勝と比較しても、追い越すまでもないのかなという気がします。

予想番付・前頭筆頭~前頭5
<若隆景・北勝富士・明生が貧乏くじ>

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 北勝富士は本当に番付運が無いなぁ・・・。星勘定では北勝富士より明生のほうが上に行くのですが、それでは9-6なのに北勝富士の番付が据え置きになってしまい、あまりにも可哀相なので、北勝富士を0.5枚だけでも番付が上がるようにしました。私が番付を決められる立場で、どうしても関脇2名、小結2名の定員を守らなければならないのであれば、隆の勝・御嶽海・大栄翔の8-7トリオを平幕に下げて、若隆景・北勝富士・明生を三役に入れます。
 翔猿碧山はジャンプアップとなりそうです。特に翔猿は自己最高位更新となりそうです。
 西前頭3枚目に誰を入れるかが悩みどころです。勝越力士で次にきそうなのが東前頭9枚目で8勝の千代の国ですが、8勝で5.5枚は上げすぎのような気がします。私の予想は、阿武咲です。通常前頭筆頭で4勝ならば5・6枚目くらいが妥当ですが、近年の上位での負け越しに甘く、勝ち越しに厳しい番付編成を考えると、可能性は大いにあると考えます。東4枚目で7勝の霧馬山はあくまで負け越しですので、たとえ0.5枚でも番付を上げることはないでしょう。据え置きが限界です。私が番付を決められる立場であれば霧馬山を上げますけれども。
 もしも、阿武咲が前頭3枚目に置かれるならば、宝富士志摩ノ海は5枚目に置かれうると思います。そのくらい近年の番付編成は負け越しに甘く、勝ち越しに厳しい印象を持っています。

予想番付・前頭6~前頭17
<豊昇龍が自己最高位更新>

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 逸ノ城栃ノ心の7勝組は霧馬山・妙義龍に続いて、据え置き。琴ノ若の6勝組は1枚下げ、遠藤玉鷲の5勝組は約3枚下げと負け越しに甘めの予想。平幕下位になると勝ち越し力士が順当に入ってくるので、竜電・千代大龍・隠岐の海あたりは星勘定通りの下げ幅となり、割を食う形になると予想します。

予想番付・十両 <筆頭は炎鵬と宇良>

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 筆頭に炎鵬宇良の人気小兵力士が並び、見所満点となりそうです。十両優勝を果たした白鷹山は自己最高位タイの東十両3枚目で2度目の新入幕挑戦となりそうです。
 10枚目以降の番付が悩みどころ。7勝組を据え置きまたは0.5枚下げにしないと、番付が成立しません。武将山が十両残留に予想されるのもこの影響があると思います。それでも東西10枚目が苦しいところ。西幕下2枚目で5-2の大翔鵬を大幅アップさせて東に置き、西には西十両6枚目で4-11の千代鳳を4枚下げにとどめて置くしかないかなと思います。王鵬か荒篤山がもう1勝していればこの番付に置けたのですが残念です。

予想番付・幕下上位
<荒篤山・栃丸・時栄が新十両に挑戦!>

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 自己最高位を示す「☆」マークが多く並びました。あと一歩届かなかった、荒篤山栃丸。高望山以来となる宮城県栗原市出身関取の誕生が期待される時栄、角界のホープ、北青鵬深井あたりに期待したいです。

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