ライターデビューするために必要なのは

宣伝会議「編集・ライター養成講座 上級コース 米光クラス」シーズン8が2017年03月25日(土)からスタートする。
卒業生がいまどんなふうに活躍しているか、本人に書いてもらいました。
第一弾「原稿料をあげるためにやるべきこと」に続いて第二弾。シーズン6の山川悠。
講座では、「プチ専門」を決めて詳しく調べて原稿を書くという課題があります。そのときのポイントに「切り口を持つべし」があり、そのことについて書いてくれています。

シーズン6の山川悠です。
米光講座を受講する前は、編集・ライター養成講座 総合コースに通っていました。ライターになりたい気持ちがあったので、そのまま上級コースも受講したという流れです。

■現在の主な活動内容
●エキサイトレビュー
・『「かまいたちの夜」の主人公は死に過ぎなのか。「金田一」「黒の十三」と死亡率を比較してみた』や、『キャプテン翼「なにィ」の多かった試合TOP10で日本対イラク戦を応援してみる』などの数えるネタ
HUNTER×HUNTER関連の記事
●ジモトぶらぶら散歩マガジン サンポー
・特集記事「偉人の愛した街は、きっといい街。

■講座で印象的だったこと
講座では、それぞれが最初に「プチ専門」を決めて、それに関する文章を書いていくのが、毎回の課題。僕は「漂流教室」でした。最初に課題を出したときに、「何かと混ぜないとダメ」って言われたのがすごく印象に残っています。肉食系男子とかキノコの栄養とか、毎回、混ぜ合わせるものを考えてから原稿を書いて。いつも「今回は手放しで褒めてもらえたらいいな…」だなんて思って提出するんですが、それは結局叶わず。でもそれがすごく楽しかった。その都度、いただけたアドバイスを役立てて「次回こそは…!!」って燃えられたので。

印象的だった回は、エキレビオーディション。エキレビに掲載されることを意識した記事を書いて、それを実際にエキレビのライターさんや編集者さんに見てもらうという内容です。
僕は、「動物毛取りブラシの一毛打尽」「初代ゲームボーイあるある」「カップヌードルにヨーグリーナを混ぜて食ってみる」という原稿を出しましたが、「情報の出し入れが下手」「ツイッターのハッシュタグの方がずっと面白い」「なんでカップヌードルにヨーグリーナ入れてるの?」「『いかがでしたか?』なんて書かない方がいい」というご指摘をいただき、全部不合格。ライターとしての一歩目を踏み出すことの難しさを強く感じて、家に帰ってベランダで泣きました。

でも、初めてデビューできたのもエキレビでした。先生に出した課題がキッカケで『「機動戦士Zガンダム」よく殴られる人ベスト10』が載ったんです。掲載までに5回、先生と原稿のやり取りをしました。

ライターデビューするために必要なのは、諦めないことだと思います。でも、途中で投げ出さずに済んだのは、先生のアドバイスや、6期のみんなからたくさんの嬉しい言葉をかけてもらえたからなんです。

今でも米光講座で知り合った方々と集まることがあります。ライターとしての悩みをお互いに相談しあったり、仕事をいただいたり。

あと、講座中は6期の人としか関わりがなかったのですが、最近、6期以外の人とも交流が増えてきたなぁと。ライターとしての2歩目、3歩目以降も、いろんな人に助けられています。まだ告知できる段階ではありませんが、いただけるお仕事がちょっとずつ増えてきました。

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