「もっとうまくできた」と「次はやりますよ」

編集ライター養成講座上級コース、コース名あらため即戦力コースのシーズン9が来年2018年からスタート。
そこで、修了生に「いまどういう活動しているか教えてー」とお願いして書いてもらいました。

今回紹介するのはシーズン3の黒木貴啓くん。講座最初のころの課題原稿はひどかったが、ぐいぐい伸びた。と言いたいところだけど、ぐいぐい伸びたというよりは、あちこちにぶつかりながら、どたばたと伸びた。
「なんで分かんないんだよー」って感じで不器用だけど、あきらめない。端からみると不要なことで落ち込んだり、何かにつまずいたり、でも、あきらめない。くらいつく。それでいて人がいい。
この前、会ったときも「もっとうまくできたと思うんですよ」と落ち込んでいた。でも、ちゃんと「次は、やりますよ」と言い添えるから、すごい。

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シーズン3の黒木貴啓です。1988年生まれの鹿児島出身、2012年から東京住まいです。

講座卒業から半年後、2012年10月からフリーライターに、2014年12月からニュースサイト「ねとらぼ」 で編集記者をしなら紙やWebで書いています。

◎この1年でやってきたこと
●紙媒体
・小学館の漫画家本シリーズ『藤田和日郎本』に「妖怪切り口でみる藤田和日郎」論考を6ページ寄稿
・同シリーズ『皆川亮二本』に代表作『D-LIVE!!』の論考を6ページ寄稿
・朝日新聞社『旅と鉄道』の「鉄道とアニメ」特集に「細田守『サマーウォーズ』で鉄道はどんな機能を果たしているか」レビューを寄稿

●同人ムック『となりのマンガさん』制作
『となりのマンガさん』という80ページほどの同人ムックを漫画好きの仲間とつくりました。
“日常にたたずむマンガ”について「パリ」「長期読者」「メガネ」「2.5次元」など様々な切り口からインタビューやコラムなどの記事にした1冊です。
Web中心の日々に嫌気が差したのと、大きなコンセプトを最初から最後まで誰かと形にするのをやってみたかったのですが、Web記事と違う筋肉を必要としたのでなかなか大変でした……が、ゼロから1にする中で得た経験は多く、もっといろんなライターさんとZINEをぷらっと作ってみたくなっています。

●Web記事
・ニュースサイト「ねとらぼ」週5日会社に通いながら1日1~3本ニュース記事や取材記事を執筆。
2017年で特に印象に残っている記事は、
・YouTubeで日本のMVの多くが海外から視聴できず 背景にはGoogleとの規約問題、国内レーベルの葛藤
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1703/08/news118.html (Twitterモーメントに入るくらいバズった、各音楽ジャーナリストから褒められた。海外記事、書籍、取材、あらゆる事実集めがうまくできた)
・曲を流して「J-POPの頻出単語」で取り合うかるた「狩歌」 ゲーム性も高いし歌詞の魅力が再発見できる
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1701/03/news019.html (レビューもので、これを読んで「狩歌」を買ったというコメントを4つ見かけた。商品の魅力がうまく描写できた)

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