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クリスマスの真実

2年前にFacebookに投稿したものをリサイクルしたいと思い少し修正して投稿します。


純粋さ、無垢さが残酷さを生むということは時にありますね。

昔話をします。私がまだハナタレ小僧だった頃の話です。良かったら読んでください。


小学生にもなると沢山いる友人の中にクリスマスの真実を知る者が数名現れるのです。

学校で驚愕の事実を耳にし、帰宅するや否や私はその足で台所へ。

夕食の準備に追われる母に私は聞きました。


「サンタさんってお母さんなん?」


母は少し驚いた様子でしばらく黙っていましたが、その質問にはまともに答えずただひと言言いました。


「サンタさんを信じられてあんたは幸せやったんや」


当時私はその意味が分かりませんでした。
なんやねん教えてくれたらええやんかでもまあええわ知らんふりしとこプレゼントもらえんかったら困るしってなもんやったと思います。


が、今は意味が分かります。

今となってはあの時母は悲しそうな顔をしていた様な気がするのです。

私がほんの少し幸せでなくなった事を悲しんでいたのだと思うのです。

時は流れ、今夜の私と妻はそのサンタさん。

せがれもいつか真実を知ることになるでしょう。

いつまで騙し通せるでしょうか。

努力は出来ますがこればかりは私の時と同様に外部のタレコミがあり得ますんでなかなかね。

聞かれたら同じ様に答えようと思いますが、願わくば極力永い間幸せでいてほしい。


ひとまず今年は幸せに出来そうです。


目を覚ましたせがれは包装紙に包まれた箱を見て歓喜するでしょう。
きっと見せつけんばかりに報告してくるでしょう。

精一杯知らんふりして一緒に喜んでやろうと思います。

世界中の子供達にプレゼントを配って回るサンタクロースという人がいて、12月24日の夜、寝ている間に君の欲しい物を届けてくれる。
こんな夢に溢れた設定、一体いつ誰が考えてくれたんでしょう。
感謝に堪えません。


皆様メリークリスマス。

良い夜をお過ごしください。

「お前仏教ちゃうんか」やかましわ。

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