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パラグライダーな日々 「AIを使ったらどうなる?」

ご訪問ありがとうございます。
パラグライダーを趣味としているよねけんです。
今回のお題は、AI(人工知能)とパラグライダーに関するお話です。
ただひたすらの駄文ですが、お付き合いください。

ChatGPTとか話題になってますやん

 ChatGPTとかご存じですか? 説明を書こうとしたんですが、GhatGPTに説明をしてもらいましょう。(究極の手抜き)

ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理において最も先進的な技術の一つである「Generative Pre-trained Transformer(GPT)」を用いて作られた、大規模な言語モデルの一つです。

GPTは、深層学習によるニューラルネットワークの一種であるTransformerを利用しており、学習によって大量のテキストデータを処理することで、自然言語における文法や単語の意味などの様々な言語的なパターンを理解し、文章の自動生成や文書要約などのタスクを実現することができます。

ChatGPTは、そのGPTをさらに拡張して、多様なトピックや用途に対応できるように訓練された言語モデルです。例えば、自然言語での会話や、質問応答、要約、翻訳、文章生成など、様々なタスクに対応することができます。

ChatGPTは、オープンソースのプログラムとして公開されており、誰でも自由に利用することができます。それによって、自然言語処理に関する研究や、実際のアプリケーションの開発に役立てることができます。

ChatGPTによるChatGPTの説明

 簡単にいうと、人間が喋るような文章を入力して会話や指示が出来るAIの一つです。ChatGPTは優れたところが多く、これを使って仕事をしている人もいるようです。僕なんかプログラムを書くのに本を見るのが面倒なので、「Python(プログラミング言語の一つ)でリストを集合に変換するコード教えて」と打ち込んで実際にプログラムを作ってもらったりしています。(えへへへっ)
 ただ、企業によっては利用を禁止しているところもあります。ネットワークを介して質問を入力するので、場合によっては企業内の情報が洩れる可能性があるからです。
 現在はGhatGPTの様な自然言語(人間が話す言葉)を処理するAIの話題が多いですが、その前の10年ぐらいは画像処理がメジャーでした。写真をみて犬か猫が判別出来て凄い!とか言っていた時期です。また、昔からあるのは異常検知や予想、予知などの分野でも研究が行われていて、実際にビジネスに使われています。実は自分も少し仕事で使い始めています。
 このAIをパラグライダーに使おうとしたらどうなるのか?少し考えてみました。

AI利用 その1:フライト確率の予測

 最初に考えたのは、その日エリアで飛べるかどうかの予測でした。前日に飛べるかどうか、自分で天気図やGPVやWindy(※1)を見て考えるのもパラグライダーの醍醐味の一つなんですが、飛びたいという思いから、どうしても飛べる方に判断が偏ってしまいます。そんな時にAIの登場です。
 前日、当日の天気図やGPV、Windyなどが提示するスパコンによる気象情報を基に、近隣のアメダスなどが出している風速、風向の実測値を加味して、当日飛べる確率はどれくらいか、飛べるとしたら午前と午後でどうかなども予測できるかもしれません。

気象予想と直近の風の実測値からフライト確率は予測できるか?

 実は2年ほど前、スクールのインストラクターさんにどうやって獅子吼が飛べるかどうか予測しているのかをヒアリングしたことがあります。飛べると言っても、全く上昇気流がなくすぐに降りるような状態もあれば、遠くまで飛べそうな場合や、飛べるけど風が強くハードな場合もあります。獅子吼は海風が入るので、その予測や日照時間も考える必要があります。それを過去の経験から組み合わせて予測をしていました。このロジックをルールベースでAI化することは可能でしょうか? 出来るとは思うのですが、どの事象がどれくらいフライトの確率に影響するのかを数式化するのは難しいでしょう。しかし、現在はこの数式をAIに導かせる方法があります。過去の気象データと飛べたか、飛べなかったかのデータがあればできそうです。過去の気象データはオープンデータとして気象庁から得ることが出来そうです。ではその日が飛べたかどうかはどうするか? 過去のフライトログのデータを入れることで出来そうです。

AI利用 その2:実技検定の判定

 先にも書きましたが画像処理の技術は10年程前から発展しており、絵や写真の分類だけではなく、人間の動きも評価が可能になっています。動画をリアルタイムで判定することが可能です。

画像から人間の骨格や姿勢を推定することができる
https://your-3d.com/openpose-biginner/

パラグライダーのテイクオフでスタンディングポーズが取れているかは一撃で分かります。また、手の位置、テイクオフ前の頭上確認も分かります。また、フライト中の演技は動画で撮って処理を掛ければ、ハイバンクなどの実技も評価可能です。ランディングも地面にカメラがあれば自動判定してくれるでしょう。なんか人間味のない話になってしまった・・・。
 あえて、AIで自動化するメリットを言うと、評価の基準が人によってばらつくことがなくなります。ある意味忖度なしです。そして、タンデム検定だと、わざわざ検定のために現地に出向く検定員も少なくできるかもしれません。

AI利用 その3:フライトログから文章を作る

 フライトした時のGPSの軌跡を入力すると、それに合わせてフライトのコメント文章を生成してくれるサービスなんてどうでしょう。

> GPSのデータをAI:フライヤー・ダ・ブンに入力
  (適当に付けた名称です気にしないで)

> フライヤー・ダ・ブンの出力
「11:32にテイクオフ。テイクオフは2.0m/sのアゲインスト。テイクオフ北西520m地点でサーマルヒット。上昇するも上空720mでは北東の風が入っており・・・・(以下続く)   」

考えてみたけど、要らないですね。この案件は没ということで(笑)

まだまだパラグライダーな日々(?)はつづきます。

【注釈】
※1:GPVやWindy
 リアルタイム天気予報サービスのこと。GPVは日本に特化していてWindyは世界規模です。これを前日に眺めて、明日は飛べるかなぁ~とかいって予想をしています。スカイスポーツだけでなくマリンスポーツなど、様々なスポーツやビジネスに利用されているサービスです。

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