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昨日のzoom飲みのせいか、起きてからずっと頭が痛い。

ビールとハイボールを二杯ずつしか飲んでいないのに二日酔いとは、コロナの自粛生活のなんらかが作用して肝臓が弱くなってしまったのかもしれない。

それにしてもzoom飲みとは難しいものだ。何が難しいかというと「酔い具合」の調節だ。

飲み会において自分の酔い具合をある程度周りに合わせるというのはやった方が良いことだと思う。

あまりにも周りに比べて酔っていないとさめちゃってつまらなくなるし、あまりにも周りと比べて自分が酔っていると檻の中の動物のように奇異の目にさらされることになるだろう。

コミュニケーション能力が微妙な自分のような人間は程よく酔うことで飲み会を楽しまなければならない。

しかし、zoom飲みにおいて酔い具合をいい感じにするのは難しい。

まず、他の人がどれくらいのペースで酒を飲んでいるのか把握することが難しい。普通の飲み会なら酒を飲むためには注文が必要で、店員を呼ばなければならないから他の人がどれくらい飲んでいるかわかるし、釣られて注文することが多いからなんとなく意識せずに飲酒量がいい感じになる。

しかし、zoom飲みにおいてはおのおのが画面外の冷蔵庫から酒を取り出し黙って飲む。それに加えてそれぞれの画面が分割されているから、飲酒量を把握することは難しくて、する気にもならない。もしかしたら相手のコップの中身は水かもしれない。

そして、場の酔いに合わせるのが難しい。場酔いという現象があるように、一緒の空間にいればその人自身が酒で酔ってなくても周りの人が酔っていたらそっちに引っ張られる。周りの人が落ち着いていたら自分がさめるということがある。

だけど、zoomで場酔いをするのは難しい。同時に一人しか喋れないという制限があるから、普通の飲み会のように爆発的に盛り上がったり盛り下がったりしない。明確な空気は生まれない。

だから、それぞれがしっかりと自立して酔うことになる。

今まで場を共有するからこそ生まれた共犯関係によって許された「酒に酔った発言」は、zoom飲みにおいては許されない。みんなが飲み会という少し異常な空気の中にいるという保証がなくなったことによって、素面のときに言えないような発言は許されなくなった。

だからきちんと酒を控えて神経を働かせて、場の空気を読んで調整しなくてはならない。

今日は夜ごはんにテイクアウトで麺珍亭の油そばを食べた。いつもだったら「あっさりしていてなんだか物足りない」という食後感の油そばなのに、今日はきちんと油っぽくて気持ち悪くなった。きっと自炊中心のコロナ生活で体が油に弱くなったのだ。

「麺珍亭はあっさり」と言っていた頃が異常で、今が正常なのかもしれない。

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