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2023年を終えるにあたって所感

#今年のふり返り

 2023年12月25日。あと数日で2024年です。
 ここで2023年の弊社・米田淳一未来科学研究所と北急電鉄を振り返ります。

 今年の概観としては、まあまあいろいろできたけど、以前よりはっきりと限界が見えた年だったような気がします。
 つまり終活をはじめる年になった。
 50歳を丁度迎えたのもあるし、もうあまり未来に期待して無理なことはできなくなるなあと。
 すこしずついろいろ畳んでいくことをはじめなきゃなと思わされました。

 YouTube北急電鉄、すこしずつ登録者が増えました。現在登録者数2440人。公開動画数も1000を超えました。しかし大きくこれから成長はまったく見込めないと思います。YouTubeでは弊社の方針としてやりたくないということしか成長の可能性がないのです。希望なんて何もない。ここまで来てYouTubeの可能性のなさに溜息が出ます。どう考えても不法行為に走る人が増えるのも仕方ないなと言う世界ですから。しかもそれに規制も対策もあいかわらずない。

YouTube北急電鉄チャンネルより

 セルフパブリッシング、これは今年はあまり刊行できませんでした。「米坂線ダークツーリズム」と「群雛10th」のほかは目立った刊行ができなかった。どちらも楽しかったんですけど、結局それ以上にはならない。仕方の無いところです。

 半ばから年末にかけて推理小説も書きました。

 推理もこれまでより多くのPVなどを得られましたが、書いていて自分の能力のなさを自分で痛感しました。いつも思ってるんですが小説においてイメージの型の変換が甘いんですよね……私。これがずっと課題だったんだけどまだ解決できていません。

群雛アニバーサリー10th

 テツ活動としては新潟や関西への遠征もできたし、VSEのラストラン関連も見られたので充実した年だったと思います。VSE、新婚旅行で乗ったクルマでしたが残念ながら早くも引退となりました。一つの時代が終わりました。このVSEとの出会いがなければ弊社創作鉄道模型「あまつかぜ」もなかったので、その引退は切ないものがあります。

新潟遠征。
関西遠征で乗った近鉄特急「ひのとり」
ロマンスカーVSEお別れ乗車。
ロマンスカーVSEラストランを見送る。

 そして鉄道模型。楽しかったし「みんモジュ」というコンペにも小田原開催と関西開催の2回に参加できました。
 夏のビッグサイトでのJAM国際鉄道模型コンベンション出展も成功しました。2回の強化合宿と3回のリハーサルで臨んだだけあって十分で良かったと思います。
 でもこれがあと何度できるかというと、そう何度も出来ないなというのは正直なところです。
 内心、小田急100周年の2027年まではJAMコン出展を続けたいなと思ってますが、体力資力共に心細いのが正直なところです。それでも鉄道模型趣味誌2誌に掲載されたのは嬉しかった。ずっと完全にスルーされつづけてきたので。

JAM国際鉄道模型コンベンション出展2023
JAMコンベンション出展に向けての鉄道模型強化合宿。
制作した相模大野モジュール
制作した新伊勢原駅モジュール
大規模改修した上野駅モジュール


制作したディーゼルサウナカー
制作した架空旅客電気機関車「Thunderbolt」
制作したミニジオラマ「新松田立体交差」
ミニジオラマサーカスに出展。
制作した和泉多摩川モジュール
制作したE129系スーパー改。
制作した千歳船橋モジュール


 今年でいちばん楽しかったのがイラストでした。結局上手くはないけど描くことが本当に楽しくなった。クリスタのおかげです。前はsaiを使ってたのですがセーブエラーを起こしたのでやめてクリスタにしました。まだ描き方について十分に理解しているとは思えないけど、自分の性癖の理想に近いものが描けるのはすごく楽しかった。生成AIのほうがずっと上手いのは知ってますが、私が本当に欲しいものはそれじゃないんだなと思わされました。

メリークリスマス2023。クリスタで作成
総裁チアリーダー。クリスタで作成。
守り神さまシファ。クリスタで作成。

 光造形3Dプリンタの戦力化はもう少し時間がかかりそうです。当初からの機械の不良があるのかなかなか造形失敗がまだまだ多いです。それでも一部実用化できました。

鉄研総裁1/150フィギュア。3Dプリント出力を手で彩色

 バイト仕事のほうはどれも惨憺たるもので、片方は1度の失敗でまったく人間不信になったし、もう片方はクビを突きつけられながらどんどんシフトを減らされる始末。単発でお手伝い仕事をさせて貰えたけど望みは全くないです。それも詰まるところ私の能力不足なんだから仕方ないのですが、仕事探しも順調ではなく、ひたすら自分が如何に世の中からまったく必要とされてないかをかみしめてます。50歳なんて今の世の中は労働力としても人間としてもまったく必要としてないんだなと。だから私は終活はじめなきゃなと思ったわけで。結局やれることと仕事のミスマッチがますますヒドくなった年でした。

 必要とされてないことをいろんな所で感じることが増えました。仕方ないのですが、とある先輩作家の晩年の小説を読んで、老いるということは本当に寂しいものだなと実感しました。これからそう長くこんなの味わいたくないなと思っています。それなのに延命のために持病の処方薬を指定のとおりにきっちり飲んだりしてるのが滑稽ではあります。ただ飲まないと最後にメーワクかけるかなと思ってるのですが、そもそも私は自分のことで救急車は絶対呼ぶまいと思ってます。
 私に何があろうとも不要不急ですから。苦しくなって呼んでも今私が住んでる独り暮らしの家は自分で救急隊を招き入れないと入ってこられないのです。前はそれで招き入れたら救急隊に開口一番「なんだ開けられるじゃないか」と言われました。その直後に玄関先で卒倒して搬送されたんですが、それで2度と呼ばないと誓いました。救急隊は私よりもっと大事な命を救うべきなので、私のような不要不急の命なんかが呼ぶのは勿体ない、不適切の極みなのです。
 ここまで追い込んでおいて今更イキロと言われても困るほかないのが正直なところです。

 というわけでやりたいことはまだまだあったのですが、諦めていろいろ畳んでいこうと思います。私の才覚ではこれ以上頑張ってもものにできないのがわかったので。しつこく諦め悪くやってきましたが、結局無理なものは無理でした。

 そして現在年内刊行を目指して「シーカムラインvol4」最後の詰めを行っています。


シーカムラインvol4現時点での表紙

 ここまであがいてきましたが、もはやこれまでになると思います。友人にも運にも恵まれ楽しい人生でしたが、もう私に先はありません。限界です。

 恵まれても生かしきれなかったのは私の無力だと思います。ありがとうと感謝しつつ、これから終活をしていきます。

新幹線小田原駅模型。制作中の様子

 今年最後はこの新幹線小田原駅模型の制作となります。またしても無謀な大きさの作品です。これは2024年夏のJAM国際鉄道模型コンベンションでの展示を目指しますが、いろいろと問題山積でうまくいくかどうか全く不明です。

 では、良いお年を。

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