おとなのかがく

先日、職場のツイッターアカウントでタイムラインを見ていたところ、こんなレファレンス(利用者の質問に答える図書館業務)事例が紹介されていました。

、、、まじで?!

すごくない?!

リンク先のページでは、ここに書かれたとおりの記述が見られる本を参考資料として上げておられます。

さっそく当地の気温データで積算をしてみました(すぐやる課)。

近隣の気温観測データのうち、2月4日(立春)〜昨日(このエントリーは2/19追加)までの最高気温合計は、190.4度でした。540度まであと349.6度。ということは…このままのペースでいくと、私の計算が正しければ、あと30日もしないうちに開花することになります。予想では3月18日とか19日くらい…?って、早いね?!

こんなどストレート予想で簡単に当たりはしないと思いますが、現時点で各所が発表している開花予想でも、例年より1週間程度は早かろう、とアナウンスされているので、当たらずとも遠からずかもしれません。

しかし面白いですね〜

ソメイヨシノさんの法則。ヨシノさんなりのこだわりと秩序に敬服してしまいます。

もう一つ、これも最近ツイッターで回ってきたのを見たのですが、「一定時間のコオロギの鳴き声の回数を数えれば、その時の気温がわかる」という計算式があるそうです。

なんてこと、、

そんなザ・神秘なライフハックがあるなら、学校でしっかり教えといてくれよ!

こちらに関しては、CASIOさんが運営されている『keisan』というサイトで、ユーザーさん自作による計算フォーマットがアップされているので、リンクを貼っておきます。

気温が下がってきて、恋の季節を迎えたオス同士が競い合って鳴いてるな、あはれ。。くらいしか思い至らないですよ、ふつう。それもコオロギという個体に限り、鳴き声にこのような法則があるやも?と発見した方、およびコオロギさんにも大リスペクトを贈りたいです。

自然界に潜んでいるこういった不思議な定理。判明しているのはそのごく一端なのでしょうが、知れば知るほどドキドキさせられます。おそらく、これらを不思議と感じるのは人間だけで、もしかしたらそこには、すっかり忘れ去ってしまった、かつての能力への共感と愛おしみも含まれているかもしれない…などと想像するのもいと愉し。

日常の身近なかがくの本と言えば、最近職場に入ったこちらもなかなか興味深かったです。

「集中力がない」「怠け癖」「整理整頓できない」「緊張しやすい」「要領が悪い」「気が利かない」「空気が読めない」…などなど、当てはまるもの多過ぎラインナップで、どこから開いていいか迷いましたが、一つひとつは数ページですらすらと読める短い解説で、へぇ〜、これくらいならできそう!と思えるものや、思わず笑ってしまうような珍解決法も登場したりして、面白く読めそうな雰囲気でした。

題名に数字の入っているハウツー本は、そろそろ陳腐化してほしい…と個人的には思っているのですが(数字+「〜の方法」という常套句は、もはやギャグと思うようにしている)、そこに振りかけられた「科学」のスパイスが、ギリギリのさじ加減で説得力をもたらしてくるところが憎らしくもあり。

日常に紛れているかがくの全てが真実とは思いませんが、その魔法のような不思議に触れ、あっ…!と立ち止まってみる瞬間って、やはり魅力だと思うのです。ルーティンに浸りがちな大人の生活にこそ、かがくは煌めいて見えるのかもしれません。

私の中のかがくは、自身が自然(宇宙?)の壮大な歯車の中の、役に立っているのかどうかもわからない、ちっぽけなネジの一つになったようなイメージをもたらしてくれる、ありがたい存在であり、また、どこかラッキーアイテム風というか、小さな幸せを感じさせてくれる神さまのようなものでもある気がします。


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