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#67 ヨンデミーメンバー読書年表② ひなたさんに聞く! 小学生の頃から今まで、どんな読書をしてきたの?

※この記事は、Podcastの内容を一部ピックアップしてお届けしています。
▽本編はPodcastでご視聴いただけます!

「ヨンデミーメンバー読書年表」では、これまでの読書歴をメンバーにインタビューしていきます!
今回お話を聞かせてくれたのは、ひなたさんです。

今回の登壇者

 🐈 ひなた
慶應義塾大学環境情報学部2年生。Yondemyではミニレッスンの作成やイベント運営を担当。

🍋 ぽっか
ヨンデミーメンバー。


夏休みのスケジュールにも「本読み」!?

ぽっか(以下「ぽ」):まずは、小学校の頃のひなたさんって、どんなお子さんだったのでしょうか?

ひなた(以下「ひ」):小学校の頃はとにかくよく喋る子でした。自分の頭の中で考えたことを外にどんどん発信していくようなイメージです。家でも学校でも同じようにものすごく喋る子でしたね。
小学校時代には、特徴的なエピソードがひとつありまして……当時、頭の中で「透明な犬」を飼っていたんです。

ぽ:え、それは初めて聞いたので気になります。

ひ:その頃に『まぼろしの小さい犬』という本を読んでいたのがきっかけです。「私も頭の中で、幻の犬を飼ってみたい!」と思って実践しちゃったわけですね。頭の中にかわいいペットがいるといいな、と思って。

ぽ:なるほど。その頃のひなたさんは、かなり本を読んでいたんですか?

ひ:すごくたくさん読んでいました。
夏休みの宿題でよく「日記」が出ると思うんですけど、1日のスケジュールを書く欄ってありますよね。
そこに私は当時、「起きる」「ごはん」「宿題」「本読み」「寝る」って書いていました。
しかも「宿題」の2倍くらい「本読み」に使っていましたね(笑)

ぽ:そうだったんですね……! 
「本読み」も当たり前のように入っているという(笑)
その頃、保護者さまにしてもらっていた関わりで覚えてることはありますか?

ひ:そうですね。やっぱり定期的に本を与えてもらってはいました。誕生日に本をまとめて20冊贈ってくれたことがあって……その時は興味がないものもあったんですけど、今思うと、そのときの年齢や興味にあったものを選んでくれていたんだな、と思います。

ぽ:なるほど。楽しく読める本を選んでもらっていたのは大きいですね。

ひ:そうですね、まさにヨンデミー先生みたいなことをしてもらっていたな、と思います。

読書があるから安心できて、興味分野にも出会えた

ぽ:じゃあ、小学生の頃は「おしゃべりな」お子さんだったひなたさんですが、中高生になるとどうでしたか?

ひ:中学生に入ると、ちょっと性格が変わりまして……もの静かというか、内向きになっていったんですね。小学校の頃とは結構逆の方向に環境が大きく変わって、自分に自信がなくなった時期もあったんです。

ぽ:なるほど。

ひ:ただ、そこで大きな変化があった時に力になってくれたのが、まさに読書だったんですね。
うまくいかないことがあっても、読書をしていれば自分を認められたり、「自分は大丈夫だ」って思えたり……「本を開けばいつも通り、自分の世界が広がる」ことに安心感がありました。

ぽ:これ、すごく大事なポイントですよね。
読書には「学ぶスキルがつく」「言葉をたくさん知る」といったメリットもありますが、それ以上に「読書があることで安心できる」「自分を認められる」というか……「心の拠り所になる」面は本当に大きいと思っています。

ひ:そうですよね。

ぽ:高校生になると、どうでしたか?

ひ:学問のため、学ぶために読む本の比重も大きくなってきました。
今の研究分野に興味を持ったのも、高校生のときに脳科学者の池谷雄二先生の本にハマっていたのがきっかけです。
そこから、脳科学や認知科学に興味を持ちました。

ぽ:なるほど、まさに読書を通じて自分が興味あるものに出会えたっていう感じなんですね。
ひなたさん、まだ2年生とは思えないくらい、大学ではとても精力的に研究を進めていますよね。

ひ:そうかもしれません……この前は研究発表のために、広島県に出張に行きました!

答えを探し続ける姿勢はどこから?

ぽ:「ひなたさんにとって今、読書はどんな存在ですか?」って聞かれたら、なんて答えますか?

ひ:そうですね……読書は、自分を構成している要素であり、かつ心の拠り所だと思ってます。

ぽ:なるほど。「構成要素」というのはどういった意味合いですか?

ひ:「これ、本で読んだなぁ」ということが自分の体験にそのまま結びついているな、と感じることが多いですね。
私はいろいろな本を読んで、その内容について一人で考える経験が多くありました。
ぐるぐる考えて答えが出ないで終わることもあるんですけど……そういうふうに考えを深めていくことや、何か問いに対して自分で答えを探し続ける姿勢も、すごく今の自分に結びついてると思います。

ぽ:確かに、「答えを探し続ける姿勢」はひなたさんの強みとしてありますよね。
例えば、新しいイベントを考えるときとか、自分からガンガン答えを探していく姿勢はメンバー内でも特に強い印象があります。
その始まりが読書にあったんだな、ってすごく腑に落ちました。

読書がさまざまなチャレンジを支えてくれる

ぽ:では最後に、ひなたさんの個人Visionを聞かせてください。

💡 個人Vision
ヨンデミーメンバー一人ひとりが持っている、「読書を届けた先に作りたい世界」を表す言葉です。
ヨンデミーでは、読書の価値の多様さをそのまま届けていくために、「読書体験を届ける」こと以外の共通目標はあえて定めていません。

メンバーの個人Vision一覧はこちら

ひ:はい。個人Visionは「心の居場所を構築する」です。
本の世界も大事ですが、お子さんが生きていかなければならないのは「現実の世界」ですよね。
それを心地よいものにするにはどうしたらいいんだろう、と考えていて……読書はその一つの手段だと思っています。

保護者さまが「読書をしているからこの子は大丈夫だ」と思えるのと同じように、お子さん自身も「読書をしている自分があるから大丈夫だと」いうふうに思ってほしいんです。

読書をすることで自分の存在価値を見つけられる、読書を通して守られている気分になる、本を開けば自分の存在を肯定できる……というふうに、読書に関わる環境すべてが子どもにとって安心できる居場所であってほしいです。

ぽ:素敵ですね……それは、ひなたさんの体験にもとづくものでもあるんでしょうか。

ひ:まさにそうですね。自分に自信が持てなくなる時期もありましたが、「読書をしていれば自分が自分でいられる」という経験がやはりありました。

読書そのものじゃなくてもいいんです、読書を通じて、本を通じて、自分の存在価値を見つけられるようなものを探して、子どもたちが自分の存在を肯定できる世界になっていけばいいな、と思っています。

ぽ:確かにそうですね。
読書そのものじゃなくても、その読書を通して自分を認められる存在を見つけられる、というのはその通りだなと思いました。
ひなたさんがこれから頑張ってみたいことや、将来やってみたいことへの展望はありますか?

ひ:私個人としては、お子さんの読書教育にはもちろん興味があって、子どもたちが読書を通して自分の世界を広げる何か、夢中になれる何かを見つけるお手伝いができたらいいなと思っています。
同時に、Yondemyとしても、いずれは小学校の教育現場にまでサポートをしていきたい、という夢がありますね。

ぽ:それ、すごく夢がありますね。学校での読書や、読書を通じたつながりにもYondemyが助けになれたら嬉しいです。
それでは、読書年表はここまでです。ひなたさん、今日は素敵なエピソードをありがとうございました!

ひ:ありがとうございました!

最新回はPodcastで先行公開しています。
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