見出し画像

2月28日 光陰矢の如く逃げて走る

わりと夢は覚えている方なので、朝起きしなに夢のストーリーを夫に報告するのが常である。
「……でね、そこに小籠包があると思い込んでいるだけじゃないかって私が指摘する、って夢を見たよ」
「……」
「見たよ。どう? どう思う?」
「見たんだねー(困惑)」
までがモーニングルーティーンである。

今日は穏やかで春うららな天候なので、薄手のコートで出かけた。
このまま春に突入しそうである。
ここ2年間、いわゆる春コートなしで春を乗り切った身としては、次の春が来るのが少し怖い。

ステンカラーやトレンチコートのような、春に女子たちが着ているコートを今年こそは新調すべきか。
否、これまでウルトラライトダウンとライダースとデニムジャケットで乗り越えてきたではないか。

悶々としながら家を出たら、朝はちゃんと寒くて、まだ冬だったのでほっとした。

パートはつつがなく終了し、いつもより早い時間に帰宅できたので一狩り行った。
もはや夫よりも遥かに強いハンターとなってしまった私は、強すぎて照れるほどである。
照れるので、夫に隠れて狩りに出かけがちなため、図らずもさらに強くなってしまう。
強くて恥ずかしい、なんて子供の頃には全く触れなかった感情だ。
まぁ、本当に恥ずかしいのは強いことではなく、大人なのにモンスターを狩っている、ということなのだけど。
ちなみにライトボウガンです。

16時からアペロ、と私憲法で制定されているため、夫が何やら作業中の横でおつまみを作り始める。
冬になるといつも作っている長ネギのマリネを、レンチンで作るレシピを見つけたため挑戦してみたら普通に美味しい。これでよい。

おつまみなんて興味ない、という顔を保ちながら、出来あがった瞬間にさりげなく味見をする夫の動作にいつも通り舌を巻く。
あまりに興味なさそうなので夫の分は作っていないのに。

2月は光陰矢の如く逃げて走る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?