1.

最近考えていること。

2、3年前に叔父が亡くなり、
その頃からほんのりと死生観について考えている。

死生観と一言でまとめても良いものなのかわからない。

成人してから親戚が亡くなるのは初めてで、訃報をもらったときはわんわん泣いた。
もっと話していれば、とか、もっとこうしてればとか、たくさん後悔した。

後悔先にたたずとはよく言ったもので、その頃から父母に会う回数を増やした。
実家は幸いにも今住んでいる場所から2時間くらいで行けるので、
何もしてやれない自分でも、顔くらいは見せたいなと思っている。
もっと話しておけばよかったな、とか、変に後悔しないように。
親のことを考えているようだけど、結局は自分のためにしている。

叔父の死から時間が経ったけれど、今でも泣けてくる。
叔父は毎年、誕生日にfacebookにメッセージをくれた。
もらっていた頃は、少しずつそれが煩わしくなっていって、返信することに疲れていた。
いなくなるなんて、1ミリも考えていなかった。

でもそりゃそうでしょ、自分より年上の人たちなんて自分より先にいなくなるよね。
そんな当たり前のこと全然気づきもしなかった。それが悲しかった。

正直、叔父の顔をはっきり思い出せなかった。
父に似てるけど(父の兄弟だから似てるのは当たり前かもしれないけれど)
どうしても思い出せなかった。
生きている時に顔を見たのは、病気が悪化して入院している病室だった。
亡くなる1週間前だった。
意識のあるうちに会えたけど、笑顔で会えなかった。
その場で大泣きしてしまって、叔父も困っていたと思う。
叔父も泣いていた。

書いていると思い出せるけど、日常の中ではそういうことは思い出せなくて、そんな自分が悲しいと思う。
こうやって自分も、記憶の中だけの存在になっていくということがあると思うと、なんとも言えない気持ちになる。

オチなんてありません。
深夜の考え事はどうしても暗くなりがちですね。
それでも朝は来て、仕事があって、働いて。
そうしているうちになんとなく明るい気分になって、
たまにそれが寂しく感じる時があります。

何かに昇華して、気持ちをパッケージすることができたら
もう少しだけ楽になる気がします。

いつか、何か作りたいなあ。

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