初個展〜Tayütau〜を終えて
みなさんこんばんは夜中つかです。
9日間にわたる初めての個展を無事に終えました。
名古屋に来て1年ほど、
美大も出ていなければ、友達もろくにおらず
個展を開いても誰が来てくれるのだろうか、と正直不安でいっぱいでした。
それでも蓋をあけてみたら
グループ展の時に参加していた作家仲間や、
職場の人たち、DMを見て気になってくれた方などたくさんの方にお越し頂き、本当に感謝でいっぱいです。
6月に参加したグループ展で、
お客様からの1番多かった質問は、キャプションの紙について。
今回の個展ではキャプションで使用した蝋引きという技法をどうにか作品に落とし込みたいと思い、komorebitoという立体作品に使用しました。
糊の代わりに蝋引きをすると、葉脈のように小さな痕跡が白く残り、とても味のあるオブジェを作ることが出来ました。
いろんな可能性を秘めた蝋引きはこれからも作品に取り入れていきたい、!
また、これ燃える?と何人かの方からご質問があったので、ろうそくみたいに燃えるのも面白そう。プラスアルファでやってみたい。
また、6月のグループ展では人物の目玉が飛び出てるのが可愛いねっていうお声を頂きました。
なんで飛び出てるのかなって改めて考えたら、私はアクリル絵の具を主に使用しているのですが、不透明絵の具と透明絵の具の2種類があるってことを知らずに最近まで絵を描いていました。
それまで透明絵の具の白色を使って、人物の目玉を描いていたんです。
そうすると、下地の色や、周りの色とぼやけてしまって白がはっきりしない。
だから重ねて白を塗る、と繰り返した結果あの飛び出た目玉が誕生しました。
また、今回の個展で強く思ったことは人によって見えるものが違う、ということです。
猫という方もいれば、たぬきって言われたり、牛って言われたり、作家本人の思惑を超えて見え方がたくさんあることでした。
単純にわたしの絵の技術が下手ということ、カラフルな色使い、抽象的、いろんな要素が交互作用して面白い効果を生み出していました。
たぶん、これからも絵は変化していくと思います。だって思い描いた通りに絵を描けたことはないから。今も理想とする絵の経過点に過ぎないと思っています。
日頃絵を描くときは1人で黙々と描いているので、こうやって他人の意見を聞いたり他の人の作品を見ることはとても楽しいな、と改めて発表することの大切さを感じました。
また、今までは自分の中で完結していた絵を、ほしいと言ってくださる方がいたり、堂々と夜中つかと名乗ることは、自信につながっていて、今回の個展で初めて一歩を踏み出した、という感覚がとても強いです。
お金の面だけで言えばおせじにも生活していけるほどの売上はないので、トホトホという感じですが、応援してくれているお客様や友達、そして自分のためにも地道に、しぶとく、絵を描き続けていく心構えです。
夢は大きく、!
やってみたいことはいつか必ず実現できるように、もっともっと大きくなりたい、そうひしひしと感じた個展でした。
今年は個展の予定はありませんが、ぽつぽつと企画展に参加予定なので、ぜひ今後も夜中つかを気にしてくれたら嬉しいな。
最後までお読みくださりありがとうございました。夜中つか
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