見出し画像

有益な情報をという、はやる気持ち持て余して

何かつまらないと思い始めて何かをしなきゃと思い、書店の本棚をぐるぐる回って図書館の棚を何周もして、ネット巡ってECサイト上から下まで、何か取りこぼしてないか間違えてないかズレてないかおかしくないか、怒られてないか、ヒヤヒヤしながら掬いそびれた喪失感、濡れたティッシュが顔に張り付き、あ、それは前にもあったな。でも「それよりも前」がぜんぜん思い出せなくて。漢字を閉じたりひらいたりしながら巡らせて、まったく面白くない夜。
それは感性が擦り切れ、ささくれ立った神経、世の風に吹かれてジンジン、しびれるような心象。感じない頭にギリ詰め込んで朝と夜とをやり過ごす。
アウトプットも久しぶりで、以前はこんなもの毎日毎日書いていた。世が色を失ったから色褪せたのではなく、それはセンサーが錆びたからなのだ。

何らかの刺激を求め、得るべき刺激からのがれ、こうしてダラダラとやっている。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?