ずっと聴いている
iPod の頃から聴いている。毎朝最新話を PC で同期して、通勤電車で聴くのが楽しみだった。海外のガジェットを紹介する番組が好きだった。
しばらくして日本語のコンテンツが増えてきて、同じ業界の人が個人で配信するようになった。ポッドキャストは海を越えたグローバルな情報から、タバコ部屋で交わされるローカルな噂話へと変わっていった。
いつでもポッドキャストは味方だった。仕事の状況はどうあれ、いつも一定のリズムで語りかけてくれるペースメーカーとして、病める時も健やかなる時も、いつも訥々と話しかけてくれた。なじみの声を聞くたびに、ささくれだった気持ちが凪いでいくのがわかった。
今日もまたポッドキャストが語りかけてくれる。失われた濃密な距離を埋めてくれている。
わたしのともだち。わたしとポッドキャスト。
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