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麺類

 麺類は割と好き。最近はそうそうできないが、外食で昼食をとるなら麺類が多い。だけれど、最近はどの麺類を選ぶか、という比率が変わってきた。その理由なんかを書いてみたいと思う。

蕎麦

 一番外食で食べたと思う麺類。東京に引っ越して美味しさに感動した食べ物。食べることだけが目的であちこち行った食べ物は蕎麦だけだ。ところが近年、蕎麦を外食にする頻度はすっかり下がってしまった。
 自宅で食べるクオリティが外食と比べて一番下がる麺類なのに、我ながら不思議な感がある。

 理由としては、店舗によるクオリティの差が激しすぎること。ふらっと立ち寄って入る蕎麦屋で満足できる可能性は非常に低い。そして、満足できる蕎麦屋は場所の関係でなかなか行けない。結局足が遠のく。
 もうひとつ、蕎麦は食べ方が変わらなすぎる。いや、変わらない味はそれはそれでいいんだよ、いいんだけれど。せいぜいぶっかけになるくらいで、ラーメンみたいに基本のスープから変わるような店はほとんどない。そして、適当な蕎麦屋で「こんなんでいいんだよ」と言えるレベルの味にありつける可能性はかなり低い。ざっくりいえば求めるクオリティと提供される品質に溝がある。結果、味が保証されている店を選ぶことになるが、そこで場所の問題と直面する。

 文句を言うだけ言っておいて好みは昔ながらのせいろそば。かも南蛮も好きだけど優先順位の関係でここ数年食べていないと思う。

ラーメン

 最近よく食べる麺類。一番バリエーション豊かな麺類じゃなかろうか。気のせいかもしれないけれど年々おいしくなっている気がする。ネットでちょいと検索したレベルの下調査でふらっと行って、それほどハズレを引かない。
 蕎麦と違って、適当に選んだ適当なラーメンでもそれなりに満足できる。そういうラーメンではとんこつが好き。チェーン店では坂内。

 ラーメンを昔はあまり食べなかった。当時はとんこつもややレアなラーメンだった。背油とか、脂っこいラーメンが当時はやっていたと思うのだけれど、私の趣味にはあまりあわなかった。その後の魚介出汁を強調したラーメンの流行りにあまり馴染めなかったのもある。

 その流れがかわったのはつけめんの普及あたりだろうか。スープの味より麺自体の味を楽しもう、という方向は私にあっていた。油そばも好みにあう。ラーメンも好みに合う味――脂や塩からさがきつくない、出汁が美味しい――が増えた気がする。

うどん

 一番好きな麺類にはならないけれど、時々食べたくなる。冷食のうどんもかなり美味しいが、お店のうどんも捨てがたい。でも、こだわりもさほどないので丸亀とかはなまるうどんですませてしまう。そんな位置づけ。

 個人的にはうどんとおにぎり、という組み合わせはよくわからない。ごはんを食べる余裕があるならそのぶん麺を増やしたい派。

パスタ

 昔はオリーブオイルすら一般化してなかったので、これもかなり変化した麺類。基本乾麺を使う麺類という性格上、自宅で食べるパスタも十分に美味しい。そのため、わざわざ外食でパスタを選ぶ機会がない。

 イタリアンのコースの中で食べたこともあるけれど、外食でパスタ、ということのありがたみがいまひとつ分からない。

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