【伊達ルネッサンス塾 第2期/プレセミナーレポート】想いを言葉に、そこからはじまる

★4/25(土)@コワーキングスペースGomboppa(角田市)

2014年、宮城県南、福島県沿岸北部に一陣の風を巻き起こした「伊達ルネッサンス塾」が今年もプレセミナーからスタート。角田市に昨年オープンしたコワーキングスペース「Gomboppa(ゴンボッパ)」に約25名が集まりました。

さて、今日の主なメニュー。
○塾長トーク:尾野寛明さん(有限会社エコカレッジ 代表取締役)
○ゲストトーク:
・小笠原有美香さん(丸森町耕野地区復興支援員/伊達ルネ塾1期生)
・「かくだもうそうかいぎ」の皆さん(角田市)
○お試し版「マイプラン」づくりワークショップ

■「想いや考えをとことん言っていく」

はじめに、塾長である尾野さんからのお話。

今回は、島根県雲南市の「幸雲南塾」とそこから起こった動きが話の中心になりました。幸雲南塾の塾生OBたちは雲南市のほぼ全域にネットワークを広げ、もともと地域で頑張っていた人と一緒に活動していくことで少しずつ変化が出てきていて、その一例がこれまで県で取り組んでもなかなか解決の糸口が見えなかった雲南市立病院の医師不足が解消したこと。塾生がつくったマイプランをもとに「雲南医療見学ツアー」を実施し、雲南市の医療を知ってもらうことで、今年新たに医師が赴任したそうです。

幸雲南塾の塾生には、サラリーマンや子育て中のママさんなど、空いた時間で地域に関わりたいと考えていた人も多くいて、これまでに人前で発表した経験の全く無い人も、塾を通して自分の想いや考えを人前で何度も発表することで自分のやりたいことを明確にしていくことができたそうです。また、塾生たちの想いを聞く側もその想いの強さを受け取り、多様なつながりを生み出せたとのことです。

■「想いを言葉に、伝えたいと思う人に伝える」

続いてゲストトーク。1人目は、伊達ルネ塾1期生の「おがちゃん」こと小笠原有美香さん。1回聴講で参加したのちに塾生となりましたが、そこには尾野さんの一言があったとのこと。

はじめは地区にカフェを作りたいと考えていましたが、数回のマイプラン発表とアドバイスを経てひらめいたのが「場づくり」。最終発表会では地区にコミュニティスペースをつくるプランを発表し、来場者からの応援を一番集めた「来場者賞」を受賞しました。ここまで来るのには、塾を通して出会った人たち、そして相談相手ができたのが大きかったそうです。大事なことは、想いを言葉にすること、そして「この人には伝わってほしい!」と思う人にとにかくたくさん伝えることだと話すおがちゃんは、塾生になる前よりも、何倍も強くなったように感じられました。

■「あるものを見つけていく、ないものはつくっていく」

お次に登場したのは「かくだもうそうかいぎ」の3人。いきなり、ジャンケンをしたと思ったら発表者決めでした。さすが、もうそうかいぎ。

2013年夏から、月1で集まってそれぞれのもうそうを語ってきたが、1人よりもたくさんいた方がいろんなものが出てくる。今年に入ってからは、ライブ、映画会、空き家リノ ベーションなど具体的に動き始めているとのこと。メンバーの1人が2年前に角田に戻ってきた時、「ない」ものばかり目についたが、ある時面白いものもあることに気づいたことが、もうそうかいぎのはじまりでした。これからも、たくさんの人でいろんなものを見つけたり、つくり出していきたいと考えています。今後もネットワークを広げ、ひとりひとりの持つ楽しいもうそうを引き出し、もうそうかいぎ旋風を巻き起こしていきたいそうです。

■さあ今年もはじまる。

後半はマイプランを作ってみる塾生体験のワークショップを行い、最後に尾野さんから。

塾では、それぞれのプランを聞いて「ああそうだよね」という瞬間がいろんなものを生み出す。今年もそういう場をつくっていきたい。ビジョン、ミッションなどを言葉にしていくことを通して自分のやりたいことに気づいていくとともに、活動者の話やいろんな所を回ることで地域にこんな人がいるんだ、こんな場所があるのだと知ってほしい。「自分のやりたいことを地域で実現する」自分軸と、「地域でつながりをつくる」地域軸、この2軸で考えていってほしい、というお話がありました。

これにてプレセミナーは終了。その後の交流会も大いに盛り上がりました。伊達ルネ第2期、いよいよ幕開けです! 今後の展開をお楽しみに!

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