案菜
現代を生きる架空人物二島さんが、日々のよしなしごとを書き連ねた日記のようなエッセイのようなお話。
うたよみんで読んでいた短歌をまとめたものです。 製本して自分用に持っていようと思ったけれど、何か違うなあと思ったのでここにあげてみます。感想とか苦情とか不満とか激励とかいただけると嬉しいです。
私は書かないといけないのだろう。
ネモフィラの丘を絵本に描いて待つ 20230429 メルヘンな自分も愛したい。
あかねさす三十路を照らせ桃の花 無事三月三日に三十歳になりました!!!!!! 観劇からの修羅場からのケーキからのプレゼントからの野暮用からのクッキでした!生きる。
誕生日プレゼント開ける春の夜 友人から誕生日プレゼントをいただいた。嬉しい。今日で二十代が終わる。はー。長かった!若さの呪縛が終わる。最高。ありがとうございました二十代。よろしくお願いします三十代。
吹き出物さえも吾の要素なり遅春 イエベ春寄りのブルベ夏だと思って、生活をしている。まあいっか。
断捨離の前に咲き出すチューリップ お昼寝バンザイ。
桃の花つけ爪さえも剥がれ去る 新しいネイルシールが欲しい。涙袋メイクやってみたい。
スペードのエースが出ない養花天 友人がいるから、生きていて楽しい。
復活の呪文唱える春の宵 昨日から復活。
花鳥や口紅だけが増えていく 化粧品って何で増殖するんだろう。全国のドラックストアに大感謝。ありがとうございます。
猫の恋推しを吸引したき夜 推しが足りない。生きるためのときめきが足りな―――――い!ちょうだいちょうだいもっとちょうだい!!!クソをあなたのときめきで上書きするためにちょうだいよ!!!!!!
花ミモザロングスカートに吾子の手が 出産お疲れ様。すごいなあ。そういう話が普通になってきた。もう三十代になるんだもんな。
歌声は大体黄色クロッカス 調子よく生きていきたい。疲れた。
凍返るしりとりを終えられぬ夜 修羅場を脱した。ッカーーーーーー!今日は飲む!!!
花の兄やボロボロの指サック捨つ バイバイ、私のお気に入りの事務用品。よく頑張ったね。