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ミリタリ系なカラバリ。【プラモ】無限邂逅メガロマリア・ペネトレイター

30MFの新素体、とても良さそうですが、目のクリアパーツに集光ギミックないんですね。デザイン的にちょっとの工夫でイケそうなのに。

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可動重視として気になってたコトブキヤのオリジナル・プラモデル・シリーズ「無限邂逅メガロマリア」。

カラバリキットが、かっこいいなぁと思って楽しみにしてたのを組んだよッてだけのお話である。


まえがき

メガロマニアは人型だけどメカメカしい外見からして、メタルヒーローめいたデザインで、だから関節部の作りとか気にならないってのが良いのだと思った。

いわゆる可愛い女の子のプラモは、FAガールもメガミデバイスも組んでみたけれども、やっぱり肌部分にゲート跡や合わせ目、パーティングラインがあったりするのは少しかわいそうに思わなかったこともなくて。

だからといって、それを全部工作するとなると、難易度がハネ上がる。

かわいいは作れる。が、作れるとは云ってない。ってヤツだ。

肌塗装は高度な技術である。ぼくにはむりだ。

なので簡単に作ってた。積みが増えないよう崩してた。
まとめて二体、錬成してたりしてた。姉妹キャラではそれができる。

関節や可動部位がABSだとかでやっぱり、やっぱりなので、部分塗装か、それもやったりやらなかったり、そんな感じで組んでいた。かわいいが増えていくのはたのしかったよ。

それはそれとして、前述の通り、やっぱりきちんと作ってあげられないってのがかわいそうになって、しばらく離れていたのである。

最後に組んだのはたぶん創彩少女の誰かだったと思う。

他方で、プラの質感ってのが存外、肌の透明感との親和性が良くて、それはそれで、アリだな、とは感じていた。

おや? 肌塗装ッて、実はしなくてもいいんじゃないか?
プラのままがいいんじゃないか? って。

でも合わせ目がなぁ、って。ゲート跡がなぁ、って。

悶々としていたところに、スライド金型によるワンパーツ構成が標準になりつつあると知って、また興味が湧いてきたところで、メガミデバイスの「Buster Doll タンク」ちゃんが「ブラックコンボイカラーだ……」と気付いたときには、どこも予約は終わってた。※ブラックコンボイの差し色は青竹色なので少し違う。

「おや! 直販特典の髪型kawaii!!」って思ったのは予約開始から随分と後になって発売の数週間前くらいだった。
ぼくは情報戦に負けた。色々と負け続けている。

そんなところで、メガロマニアは直前まで予約できたりしたので、ありがとうってな気持ちもあって、でも新シリーズなのでレビュー待ちもしていたのである。

第一弾の「プリンシパル」で、視線に表情のつけられる眼球ギミックに「おおお」と思い、可動域の広さも相まって「これはすごいんじゃないか?」なんて心が揺らいだのだけれども、色合いがちょっと好みではなかったので、そこは迷い迷っていた。

組んでみたい、構成や構造を知りたい、という気持ちとのせめぎ合いである。

そしてカラバリ+追加パーツの「ペネトレイター」が発表され「きましたね」と思いましたね。

こうして「メガロマニア」デビューを決めたのである。

組んでみた感想

キットの構成は「プリンシパル」に「ペネトレイター」用のランナーと、付属武器アサルトライフル(M.S.G)である。

なんだかプラの質感が、KPSっぽかったよ。
どこかヌルッとした印象だった。

パッケージは、パカッと開けるタイプの箱でなくて、お菓子箱タイプである。引き出した内箱は折り曲げ線もあって、ふにゃふにゃしてる。

ランナーの入ってるビニール袋に、小さな楔形の切れ込みがある。
おお、すごい。
ナイフやハサミを使わずに開けられるのであるからして、おおすごい。プラモの内袋で初めて見たと思う。小さな工夫で大きな感動をしてしまった。

組み立て難易度は、FAガールとかヘキサギアとか、他のコトブキヤキットと同じくらい。
時間は計ってなかったけれども、ランナー数のわりには、けっこう時間はかかったと感じている。組み立てのお楽しみが、長いのもいいよね。ゆっくりかけて一日、二日と好きなだけ長引かせよう。

やっぱり繊細なパーツもあって少し泣いた(膝のB12の取り付けミスって白化した。組み順の指定を守ろう)。

良く動くし、かなり楽しいのである。が、やはり良く動くは、キメるのが難しい。足の設置面積も小さいので、フライングベースはあったがよいかなぁって思ったりする。

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組み図は、プリンシパルを組んだ後にペネトレイター(頭部のみ違う)に組み換える指定になってる。

付属武器のアサルトライフルは「ウェポンユニット37 アサルトライフル2」とのこと。ランナー構成と組み図がちょっと不親切かな、と思う。
組み換え式で、小さなパーツも出るので、小袋にいれて保管しておくか、切り出さずにランナー状態にしておくか、ってちょっと迷う。
FA用ハンドパーツが付属してるので何かに使えるかなとか考えたりする。
FAハンドは、たぶんこうじゃろ、で組んでみた(3パーツ構成で簡単です)。

三連リストジョイントに取り付けられるクリア成型のナイフは一本しかないので、片腕にか装備できない。これは解せない。せっかくのジョイントなのに。両手首でトンファーナイフ使いたいのに。

ゲートがパーツの曲面にあったりする。造型にかかっているのである。
これが(わりと)一般的なプラモデルのゲートである。
ガンプラがおかしいくらいに細いである。丁寧に処理しよう(したとは云ってない)。

普通の開き手ががない。
なんというか、鷲掴み系じゃなかろうか。

コンバットナイフは単色なので塗装してあげたい。取り付けが少し雑な感じ。でも腰に差すのはいいですね。いいですよね。
ただし、このナイフの取り付け、腰の3ミリ穴を使うので、フライングベースだとかを併用できない。ちょっと残念である。

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いろいろと気になったところはあるけれども、組み応えがそこそこあって、満足感はある。スタイルもいいし、武装もキマってる。良く動くものだから、かっこいいポーズを取らせたりしてると時間が溶けていく。

とは云え、やっぱり動く分だけ、繊細だったり、パーツが外れ易いとかないこともない(可動尻という素敵なパーツが脱落しやすい感じ)。

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キャラメル箱のプラモってのが少し困った。

キットの箱の中にランナーを立たせて並べて、中断する時、そのまま移動させたりするので、ミフタ箱なら受けが二つあるところが、ひとつしかない。あ、こういうことがあるのか。なんて思ったりした。

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やっぱ色って大事なんだなぁって、当たり前のことを当たり前に思う。
アサルトライフルがとてもよく似合うおねーさん系メカってすごくいいですよねぼくは好きだ。

メガロマニア、組んでみたよッてお話。

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