PCで音声トラブル時のチェック事項

※20220325 16:37 タイトルなど修正
私がWindows10で体験した音声トラブルで学んだことを元に、チェックすべき事や知識などをざくっとまとめました。


そもそもそのマイクはこわれていないか?

他のアプリ、PC、スマホなどで確認。グラフィックドライバー、サウンドドライバーが正しく動作しているか?

Google chromeのマイクデバイス設定

chromeでマイクを使用する場合の話です。

(Googleの音声検索、ゆかりねっとコネクターの音声認識(ゆかりねっとコネクターでGoogleブラウザを使う場合など)

マイクデバイス指定があります

(なかったら urlに settings とか入れる方法で直接飛べます。ぐぐってみてください)。その設定が数分後に何かによってかえられてるかもしれません。拡張とか?

chrome1つに対して1つのマイクデバイスしか使えません

(ウィンドウ複数開いても同じ設定になるはず)。これはchromeのウィンドウを複数開いた場合、1つのウィンドウしかマイクを使えないということです。chrome同士でマイクを共有出来ないみたいです。
タブを沢山ひらきっぱなしで、どれかのタブがマイク使ってる、ということもあるかも。
※chrome設定用フォルダ?プロファイル?を別に作ってそのプロファイルで起動した場合、それぞれ別のマイクを使えます。

Windows10の音声デバイス設定

設定→システム→サウンド。

(1) 「サウンドコントロールパネル」→「録音」タブ

マイクデバイスはウィンドウズデフォの設定では、アプリによる専有を許可しています(チェックボックス)。

そのままの状態だと、ウィンドウズ起動後最初にそのマイクを使ったアプリが専有してしまい、他のアプリでそのマイクを使えなくなります。早い物勝ちとなるので、アプリ起動順番やPC再起動などで毎回状況が変わったりして原因特定が難しいです。
自分の場合はそれが原因で、マイク使えたり使えなかったりしたので、マイクは全部専有不可にしました(何か弊害あるかもしれませんが)。
使おうとしてるマイクのチェックボックス外しておくといいかもです。

(2) マイクとスピーカー(入力・出力)設定

このデバイス設定は、アプリの(入力または出力)デバイスが「既定」となっている時に使われるデバイスです。Windowsがアプリに対して使わせるデバイスです。

※大抵のアプリは「既定」となっています。
※ここの設定は、(3) で同じものが見れるのでチェック不要かも?

(3) 各アプリのマイクとスピーカー設定

(2) の画面の下の方から各アプリの出力・入力デバイス(マイクは入力)設定を開けます。

※一番上にある入出力設定は、(2)の画面の既定設定と同じです。

通常どのアプリも入出力が「既定」になっているはずです。

chromeなどアプリを起動すると、そのアプリの入出力にどのデバイスが設定されているか確認出来ます。逆に言うと起動しないと出てこない(多分)。

※ちなみに入力・出力デバイスの位置が直感と逆になってるので気をつけてください。普通上から「入力」「出力」になると思うのですが、なぜかウィンドウズ10は逆です。ウィンドウを横長にすると、配置が横になりますが、その時も、左「出力」右「入力」となっていて、やっぱり逆です。地味に混乱の元になるからやめてほしい…

(4)「音量ミキサー」

(タスクバー右のミニアイコンならんでるところのスピーカーアイコンを右クリックして起動
(windowsの設定からいけるかも。アイコン見当たらないなら設定で表示できるはず)
音の出力を司るデバイスと、そのデバイスを使って音の出力をするデバイスが表示されます。多分起動中のアプリしか表示されないです。
落ちたあとは、アプリは起動後にここに表示されているか?どこのデバイス経由で音を出していたのか?音量ミキサーに chrome が表示されているか?

各アプリ(ソフト)の注意点

私のトラブル経験を元にしています。

(1) VoiceMeeterBanana (VM)

フリーズしている可能性があります。バツボタンで VM を終了し、再起動してみてくだい。

私の経験ですが、右上の「menu」→「auto restart~」 にチェック入れておくとフリーズが減りました。
※VMについては後述します。

(2) Discord

cluster.mu で私のボイスチャット音声(マイクで話す)がブツブツでほとんど聴き取れないと言われたことがありました。数日悩んだのですが、どうやら Discord の設定が原因らしいとわかりました。

ユーザー設定→音声ビデオ、にある音声設定です。
以下の設定をオフにしたら直りました。
※これ全部が原因かはわかりません。

入力感度自動調整、ノイズ低減、高度音声検出、音量の自動化、自分が話す時、他人が話す時、エコー除去

これに思い至ったのは、たまたま音量ミキサーを見ていたら、ボリュームが(おそらく何かのアプリによって)勝手にせわしなく変更され続けているのを見つけたあとです。

(3) 棒読みちゃん

「ゆっくり」で有名で長年使われている無料読み上げソフトです。

棒読みちゃんの設定画面から、読み上げ声を出力するデバイスを設定出来ます。ですが、いつの間にか設定が変更(デバイスが変更)されて読み上げなくなることがありました。
ざくっと言うと、PC再起動時に勝手に変更されていました。

対処法

棒読みちゃんでのデバイス設定に加えて、Windows10でのアプリのデバイス設定、を棒読みちゃんのデバイスと同じに設定することです。

Windows10での設定
については「(2) マイクとスピーカー(入力・出力)設定」参照。

棒読みちゃんでの設定
設定アイコン(スパナマーク?)→音声出力デバイス
ここでデバイス(読み上げた声を出力するデバイス)を設定します。

原因
推測ですが、棒読みちゃんの音声出力デバイス設定は、PC再起動時にWindowsもしくは棒読みちゃん自身によって、Windows10で設定しているデバイスに勝手に変更されるようです。なので、Windows10の設定を棒読みちゃんに使わせたいデバイスに変更すれば一応解決します(勝手に変更されているのは変わりませんが)。

アプリ(ソフト)とWindows10の、音声設定基礎知識

・音声入出力にどのデバイスを使うかは、アプリ次第

Discord など、音声入出力設定を独自に持っているアプリも多いです。というか音を扱うアプリなら大抵そうです。

Windows10の「(3) 各アプリのマイクとスピーカー設定」
から、アプリの入出力デバイスと、既定の設定を確認、変更できますが、
これはあくまでWindows10側の設定なので、アプリがここの設定を使っていない場合は、いくらここで設定してもアプリは使いません。
実際にどのデバイスを使っているかは、アプリの設定画面などで見れたり変更出来る場合がありますが、そういう設定が無いアプリもあります。

・アプリ起動中にデバイスを変更した場合は、デバイスのオフオンをする

例えばマイクデバイスを変更した場合、アプリのマイクを一旦ミュート、ミュート解除、とオフオンしないと切り替わらない場合があります。
例えば cluster.mu アプリがそうでした(現在はしなくても切り替わるようですが、それでも念の為しておくほうが確実です)。

ただし、オフオンでも切り替わらない可能性はあるので、確実に確認したい場合はPCを再起動するのがベストです。

VMのおまけ知識

私がVMのわからなかった部分の説明。
これがわかってないと、VMの動きが理解出来ない。
B1 = Voicemeeter VAIO の出力
B2 = Voicemeeter AUX の出力

VoiceMeeterの簡単な説明

音声の入力と出力をコントロールするためのPC用ソフトウェアです。無料でも使えたかも。
自動的に仮想デバイスが2つ?(VM と VM-AUX)4つ?作られます。このデバイスを設定したアプリは、VoiceMeeterを通って、アプリの音声出力先をこれらのデバイスにすることで、音声出力をまとめたりその逆をしたり、個別にミュートしたり、ボイチェン専用マイクとして設定しておいたり出来ます。


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1年以上経って、やっと基本的なことを知りました。


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