FOMOD Creation Tool の使い方(Fallout4のインストーラーFOMODを作成するツール)

まあ、上記ブログに書いたものの方が見やすいはずですが、以下にまるっとコピペしておきます。

FOMOD Creation Tool
https://www.nexusmods.com/fallout4/mods/6821

FOMOD形式のメニューインストーラを作成出来るツール。以下 FOCT と勝手に略します。
手動で xml ファイルを作成しなくても済むので、とっても早く作業が終わって良い。

だけど、なんかとっつきづらいし、バグもあるのでそこらへんの説明をします。

※日本語化も出来るようですが(メニューから設定出来る)、英語に戻ったりするので英語で使ってます

インストール方法:
Nexusからダウンロードして展開するだけ。

FOMOD作成:
先におおざっぱに作成の流れを書きます。
作業用フォルダ作って、Mod InfoタブでMODの概要を入力して、Groups and Filesタブ でメニュー画面作成(と同時にどの項目選んだかのフラグをセット)して、Conditional Installations タブで、どのフラグが立った時にどのファイルをインストールするか設定、以上です。
1. まずは作業用のフォルダを作成
英語のツールなので日本語名が入らないように、例えば c:\に作業用フォルダを作って下さい。以下のような感じで。

c:\work (FOMOD作業フォルダ)
c:\work\mod (MODを入れるフォルダ)
c:\work\fomod\images (インストーラーの画像用フォルダ)

必須なのは work フォルダのみです。他は work フォルダの下ならどこでもいいです(多分作らなくてもいいです)。

2. MOD本体の配置
c:\work\mod のようにFOMODメニューが使用するMOD用のフォルダを作成します。
その中にMOD(.espなど)を入れます。階層を作っても構いません(試してないけど)。
とりあえず、c:\work の中ならどこに作って置いてもOKです。

3. FOMOD起動


起動したらまっさらな状態です。
そのままだと何がなんだかわからないかと思います。

右端のタブ、infoに説明があります。ただし英語で、翻訳をかけてもいまいちわかりませんでした。英語力ないので。

私は下記MODを展開し、FOCTで読み込ませ(FOMOD→Open Folder)て、各タブを見て、なるほどなーとなんとなく理解しました。

DEFUI
https://fallout4.2game.info/detail.php?id=21842

Alternative Japanese Font
https://www.nexusmods.com/fallout4/mods/21842

また、この記事は下記MODの画面を載せています。なので、これも参考にして下さい(私が作ったMODです)。
Headshot Damage up
https://www.nexusmods.com/fallout4/mods/40892?tab=files

FOCTを理解しやすくするため、私のMODの機能を書いておきます。
ヘッドショットのダメージを増やすMODです。
.espのみのMODです。

インストール時のメニュ―画面

(1) Damage Multiplier
2.5/5/100倍 から選択 ( ダメージ倍率を選ぶ )

(2) Target
Vanilla / Vanilla + other から選択( バニラか、ほとんどのNPCが弱点を持つかを選ぶ)

(3) Weak point ( Robot )
Head / Combat Inhibitor (ロボットの弱点を頭かコンバットインヒビターにする)
※(2)でVanilla + other を選んだ場合のみ表示。なぜなら、 Vanilla を選んだ場合、ロボットに弱点は無い、設定する必要が無い、ため

(4) Weak point ( DeathClaw )
Vanilla (Belly) / Head (デスクローの弱点をバニラ(腹)か、頭にする)

ここまで入力するとインストールされます。

4. 各項目入力
例にあげた私のMOD作成に関する部分だけ書きます。

(1) まずは綺麗にします。FOMOD→New
(2) まずは Root directory で作業用フォルダ ( c:\work ) を開いて、選択します。
中に fomod フォルダが無い場合、「作るか?」と英語で聞いてくるので YES を選択します。
(3) MOD名など各項目を入力します


入力が終わったら、右下の Proceed ボタンを押して次に進みます。Root directory が選択されていないとボタンが押せません。

(4) steps 画面入力
メニュー表示される部分の設定画面です。
この steps1つ=インストール時に表示される画面1つ、となります。
この steps が2つあったら、インストール時に表示される画面が2つあることになります。
※「こういう条件の時だけ表示する」という設定も出来るので、必ず2つ表示されるわけではありません

Groups and Filesタブ


Step name : メニュー名ですが、ゲーム中には表示されません。わかりやすい名前にしてください。

先にメニューの構造を書いておきます。

Group name1 ---- Plugin name1 --- Flag set1
Plugin name2 --- Flag set2

Group name2 ---- Plugin name1 --- Flag set1
Plugin name2 --- Flag set2
Plugin name3 --- Flag set3

こんな感じでメニューが構成されています。

Group name : メニューのタイトルみたいなものです。ここに入力して、Add ボタンを押すとその下の欄に追加されます。
下の欄に追加されて初めてインストール時に表示されるようになります。
Group name に書いてあるだけじゃ意味ありません。

Plugin name : 項目です。
ユーザーはここから1つ(もしくは複数)を選択します。
これも入力してAddを押して、下の欄に追加されて初めて項目に追加されます。

Flag set : フラグです。
Plugin name に付随して、フラグをセットします。
Plugin name1 を押したら Flag set1 を ON にする、みたいな感じです。

このフラグを元に、口述する 「Conditional Installations」画面で、インストールするもの(.espなど)を記述します。

Conditions


Groups and Files で設定した画面が表示される条件です。

簡単なインストーラーを作る場合は考えなくてもいいと思います。
メニューの選択肢が多い場合は、この項目の設定を考えることになるでしょう。

例えば私のMODでは、 Weak point ( Robot ) は 「tgt_other == ON」としています。
これは 「tgt_other が ON なら画面を表示するよ」(逆に言うと tgt_other が ON以外(何も設定されてない場合や「NO」に設定されている場合)という意味です。

これはターゲット(対象)のメニュー画面で「Vanilla + other」を選んだなら、Weak point ( Robot ) の画面を表示する、というように動作します。

下記を見てみてください。
Steps -> Target -> Groups and files -> Plugin name 「Vanilla + other」 -> Flug set に tgt_other = ON
ここで、メニュー画面で Vanilla + other を選んだ場合に tgt_otherに ON を設定しています。

Required Instlation
必ずインストールするものをここに設定するらしいです。今回私は使いませんでした。

Conditional Installations


New pattern を押して、パターン毎に条件を設定します。メニュー画面で選んだ項目毎にフラグを設定しましたが、そのフラグを使ってここで条件を作り、条件に合った場合 Add file で追加したもの(私のMODだと .esp )がインストールされます。

Data フォルダ以外(以下)にインストールする場合は、 Add folder を使うのだと思います(確認していません)。

5. セーブ
FOMOD → Save でセーブです。

6. テスト
FOMOD作成時は、MOD化(.rarなど圧縮ファイルにする)して、実際にMOD管理ツールでインストールして、正常動作確認できるまで、FOCTを終了させないことをお勧めします。
開きなおすと Plugin name 部分が表示されている範囲で切れてしまう、という不具合がありましたので。
また、FOCTを起動したままでも、特に何にも影響しませんので。
テストインストールで問題あったら、FOCTで修正してセーブ→圧縮ファイル化→インストールテストを繰り返してください。

以上です。

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