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(コロナの流行っている)今買うVTuber用のカメラは何が良いのか?

2020/05/19日現在の環境であることに注意して下さい(様々な要因で状況・値段が変わりますので)。

この記事の前提

・PC(パソコン)に、買ったウェブカメラ(とマイク)を付けて、生放送する
・VR機器は使用しない
・全身トラッキングしない。
・LeapMostion(腕、手、指先のモーショントラッキングハードウェア)は使用しない。自分が持ってないから。
ウェブカメラで顔と上半身がちょっと動くくらいを目標にとする
早く配達されること
スペックは、720p(1280x720)以上、30fps、マイクはあってもなくてもどうでもいい(マイクは音質の理由により、別で買う
・ソフトは VDRAW / VMagicMirror / 3tene / Facerig のどれかを使用し(カメラが複数あれば全部使用でも良い)、OBSで生放送配信する
・Amazonで買う(あとで説明する買い方が出来るなら、他のショッピングサイトでもいいと思います)

私の普段の配信環境

普段、「VDRAW」VMagicMirror」3tene」「Facerig」 を(大体)同時に動かして「OBS」で生放送しています。私がPCで何か作業している画面の上で、画面上の3Dアバターが動きます。3Dアバターは、頭の動き・表情・マウス・キーボードに合わせて動いています(タイトルの画像)。

休憩時間には下記のように踊らせています。

スクリーンショット (564)

具体的にどういう放送かを見たい方は、最後の方の「私の配信例」を見て下さい。かっそ過疎ですけどね。

買い方

1. 「ウェブカメラ」「720p」もしくは 「1080p」という条件で検索します。

「720p」は 解像度は大抵 1280x720。
「1080p」は 解像度は大抵  1920x1080。

2. 買えそうな値段、かつ、配送日が遠くないウェブカメラを、片っ端からマウス中央ボタンクリックで、別タブで開きます

なぜかと言うと、コロナのせいかわかりませんが、配送が遅い(1ヶ月先)ものが多いからです。良さそうなカメラをよく調べてカートに入れて、いざ買おうとしたら、配送が一ヶ月先とか沢山あります。だから、まず配送日優先で選びます。

3. 別タブで開いたウェブカメラの性能をチェックします。良さそうなら、マウス中央クリックでカートにぶちこみます。

「720p」 もしくは 「1080p」
書いてあるなら下記もチェック
「30fps」以上
「200万画素」以上
視野角が「90度~110度」
マイクを別に買う予定が無い人は「マイクの有無」
レビューのチェック。星が3つ以下は怖いのでやめましょう。星が5つでもレビューが少なくて、商品を持ち上げてるものばかりなら参考にするのはやめましょう。

チェック項目の詳細は後述の「私のWEBカメラの選び方」を参考にして下さい。

4. カートで最終チェックを行い、不要なものを削除します。性能をもう一度確認したい場合は、2. で開いたタブで確認します。

以上です。

私のWEBカメラの選び方

私の場合、ディスプレイから約50cmという近い距離でウェブカメラで撮影(顔認識)しています。また、私の場合、寝転がってパソコンを操作するため、上半身のモーションキャプチャはあまりせず、顔の認識精度が重要となります。

・コロナが流行っている今、ウェブカメラは値段が上がり、配達が遅れたりしているようです。日々変動しています。よって、早く配達されることが結構重要です。

・スペック的には、720p(1280x720)以上、30fps、マイクはあってもなくてもどうでもいい、が選定基準です。

・720p
これ以上低いとおそらくカメラ映像荒すぎて顔認識しづらい

・200万画素は必要
極端な例を言うと、720pでも画素数が30万画素だと、200万画素よりカメラ映像がずっと荒くなり、多分認識されづらくなります。まあ、画素数の説明があったら30万画素のカメラは買わないことです。

・30fps
これ以上無いと、配信映像がカクカクするはずです。カメラを買い換えない限り、改善のしようがありません。60fpsが理想(パソコンのCPUが持てば)だと思いますが、高額(2~5万くらいに値段が急に跳ね上げる)ので、私はあきらめました。とりあえずは 30fps で問題ないと思います。
※その他注意点としては、例えば、スペック表記が1080p(1980x1020)可能でも、fpsが30fps出ないものもあります(めったにないと思いますが)。

・視野角が狭め
VTuberのWEBカメラとしては、特に視野角を考慮すべきだと思います。110度までが良いと思います。
視野角が広い(110度より広い)ことを売り文句にしているカメラは多い(特にコロナウイルス騒ぎにより、多人数でのリモートデスクトップ会議などのためかな?)です。しかし、顔(と上半身)を大きめに映した映像をソフトに送りたいので(その方が顔認識しやすい)、VTuberカメラとしては、視野角は狭い方が認識しやすいと思われます。

参考までに、手持ちのカメラ2つが Facefig でどう認識されるかを載せておきます。
※なお、この顔はリアルに作られた3Dモデルです(多分そうです)

(A) Microsoft Lifecam HD-5000 ( 解像度 640x480 が限界)

視野角(多分)90度です。この解像度でもちゃんと顔認識出来てますね。実際メガネをしたまま、まばたきしても認識してくれます(調整は必要ですが)。

画像1

(B) 最近買った、よくわからない広角ウェブカメラ ( 解像度 640x480 に設定した場合)
解像度同じにしたら、さっきの機種と変わらない感じですね。

画像2

(C) 最近買った、よくわからない広角ウェブカメラ ( 解像度 1280x720 が限界)
視野角110度です。上の画像と合うように、カメラ映像位置をずらしているので、実際は左端を超えて映像があります。
確かに視野角が広いですが、そこまで変わらない感じです。これは顔の距離が50cmくらいで近いからかも。

画像3

 ※ Facerig / 3tene はこのように、カメラ映像を確認することが出来ます。VDRAW / VMagicMIrror は確認出来ません。その代わり、(ソフトの範囲では)どうやっても顔バレすることがありません。

・マイクはどうでもいい
おまけ程度についてるマイクも多くあるようですし、VTuberなど配信するなら、マイクは5~7千円くらいもの(自分はそれを買いました)を買った方が良いです。1000円くらいのマイクは音質が悪すぎて、声が明らかに低品質で聞きづらいです。ノイズがずっと乗ってたりして。ただ、とりあえず放送したいなら、ウェブカメラのマイクで良いと思います。

高いマイクを勧める理由としては、何より高いマイクの方が音がクリアになります。バ美声(男がボイチェンなどを使い女性の声を出す)になる場合も、ボイチェンなどで加工する前の音(生声)は、クリアな方が加工が綺麗に出来ます(声が綺麗になる)。WEBカメラのマイクは、カメラの位置が基本的にディスプレイの上下に固定されるため、音の拾い具合を調整出来ません。ある程度の性能があるスタンドマイクなどを買えば、マイク位置を調整したりして(口に近づける、カバーをつけるなど)で、パソコンの音、モニターから鳴っている音などを減らすことが出来ます。OBSなどの配信ソフト側で、それらの音を加工して減らす方法もありますが、それより根本から音を良くした方が、人としての声の魅力が伝わりやすくなります(加工すればするほど失われてしまう)。

---------- おまけ ----------

私が使用しているウェブカメラ

・MIcrosoft Lifecam HD-5000

結構前に買った古いカメラです。昨日はAmazonで買えたこのウェブカメラ、今日は売り切れでした。同性能のものが、5000円くらいで買えると思います(コロナの影響で日々変動しています…)古い機種で、ずっと使っていなかったカメラですが、facerig、3tene、VDRAW、MagicMirrorで、フェイストラッキングしてくれました。VMagicMirrorの手のトラッキングはいまいち(元々おまけ程度の機能っぽい。WEBカメラの解像度が低いせいもあるかもしれない)。

・最近買った、よくわからない広角ウェブカメラ

以下は最近買ったウェブカメラです。広角110度。

私の使用ソフト紹介

・OBS

生放送用超有名無料ソフト。
様々なサービス( Youtube / ニコ生 / Twitch / ツイキャス 等など)から配信可能。私は Restream.io というサービスを利用することで、ニコ生、Youtube、Twitchに同時生放送しています。

・VRoidStudio

なんということか!無料で3Dモデルが「簡単」につくれます
私は3Dモデリングの知識はあまりありません(3Dモデルって作るのがとても大変なんです)。このソフトでびっくりしました。元からある男の子、女の子のモデルを変更して作成します。身長・肩幅、目など多数の項目を変更でき、そして髪の毛がブラシで書いているようにマウスで描けます
.vrm というフォーマットのみ出力出来ます。

ついでに紹介させてもらますが、何にでも無料で利用可能な私のアバターです。商用でも同人でも性・暴力など何でも可です。試しにこのモデルで VDRAW / VMagicMirror / 3tene を試してみてもいいと思います(それぞれデフォルトでアバターありますけどね)。
https://hub.vroid.com/characters/7965565720642480312/models/4830008817613427455
https://hub.vroid.com/characters/4589841643078228057/models/7453225762470824505

・VDRAW

1000円で買えます(トライアル版で動作確認してから購入して下さい)。
.vrm ファイルを読み込めます。また、THE SEED ONLINE という無料サービスと連携して、そこで公開されている無料・有料のモデルを使用することも出来ます。

・VMagicMirror

無償版とブースト(有料)に違いはありません。(おそらくベータ版なので)無償で使用出来ますが、気に入ったら、是非ブースト(確か100円からOK)買いましょう。
.vrm ファイルを読み込めます。

・3tene

FREE版は無料で使用出来ます。有料版はLive2Dを動かすことも出来ます。
.vrm ファイルを読み込めます。

・Facerig

Steam で 1480円。3Dアバターを(基本上半身を)動かせます。割と昔から放送に使われていると思います(画面下とかにアバターが表示されている放送です)。さらに下にある、Facerig Live2D Module を購入することで、Live2Dで作った2Dアバターも生きているように動かせます。
なお、Steamはセール期間と言って、値引きされることが多いですが、元々安いので、欲しい時に買いましょう。

・Facerig Live2D Module

398円。安い。

PCとスマホでの配信について

・PCでの配信
今回取り上げたソフト以外にも、無料でいくつかありますし、利点もあるようです(MMDモデルが使用出来るとか)。私の経験では、無料のソフト等を色々試して、その後にてっとり早くモデルを動かせたのが Facerig(有料だが安い)でした。それから VRoidStudio で3Dモデルを簡単に作り、VDRAW / 3tene / VMagicMirror を知ってそれを動かした、という経験をしてきました。そういう意味で、Facerigはおすすめです。安くててっとり早いので。ただ、今なら VMagicMirror(無料) / VDRAW(1000円) / 3tene FREE(無料版) もあるので、そっちから試してもいいかもしれません。

・スマホでの配信
よくは知りませんが、「Reality」 https://reality.wrightflyer.net/  を試したら、サクッとキャラクターを作れて(元からあるものを変更する)、生声ですが配信出来ました。真夜中にテストでとりあえず配信してみたら、すぐ2~3人来ちゃいました。「テストでやってみただけで、すいません」と言って切らせてもらいましたが。多分、スマホの性能はある程度必要ですが、アバターで簡単に配信出来ます。
こういうアプリはいくつかあるようです。とりあえず配信したい、スマホはそこそこ新しいよ、ならば、スマホで配信するのは良いと思います。
参考に、私のスマホは Google pixel 3a です。5万くらいだったかな?

私の配信例

これは VDRAW で自動作成・投稿出来るツイートです。18秒間隔で1時間撮影したものです。

https://twitter.com/i/status/1262009649311576064

音楽聴きながら4コママンガのネタ考えたり

4コママンガ作ったり

休憩時間に 3tene で踊ってもらったりしてます。

※現状、3teneとVDRAWは現状映像が干渉するので生放送(OBSでの確認では)では同時使用できません。3teneが起動しているだけで、3teneの画面を映しているかどうかに関わらず、(多分)VDRAWの映像出力と干渉して画面がチラチラします。ただし、3teneだけを放送画面に映した場合は問題ないので、3teneを放送中の休憩時間にアバターを踊らせるために使っています。

以上、最後まで読んでいただきありがとうございました。

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