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[考察]ジョジョの奇妙な冒険/DIOが目指した天国について考えてみた

ジョジョの奇妙な冒険6部、めちゃくちゃ面白いっ!けど、DIOは天国に行って何をしたかったのかが分からない。というか、天国って何?
……ということで、色々自分なりに考察してみた。

※言うまでもなく、ネタバレを含みまくってます。


☆はじめに

6部って正直よく分からなくね?

自分の理解力が足りないせいかもしれませんが、天国関連のことがよく分からない。
分かんねぇ〜てか、みんな理解出来てんの?分からねぇ〜
沢山の人が考察してるけど、なんか納得出来ねぇ〜
しかも、14の言葉の考察ばっかりで、天国が何なのか誰も教えてくれねぇ〜

……なら、自分なりに考察しちゃおう。

そんな感じで、好き勝手に考察していきます。

ちなみに、天国について一応全体的に考察はしていますが、メインは「『天国』とは何か」についてになってます。

乱文&noteの使い方が分かっていない為、読みにくいかと思いますが、自分のように、「6部分かんねぇ〜」という、ピシガシグッグッな方は、最後までお付き合いいただけたら嬉しいです。
自分用の覚え書きでもあるので、分かりやすい言葉で書いてます。

※6部の内容を知っている前提で進んでいきます。
※だいぶ好き勝手な考察です。


☆エンリコ・プッチについて


プッチはなぜ天国を目指したのか。
多分彼なりの正義なんだろうけど、なんかDIOに騙されてない?大丈夫?
って感じのプッチについて考えてみます。
関係ないけど、プッチのハレルヤのシーン大好き。

〈プッチの信仰対象の移り変わり〉

[幼年期]キリスト教

・後に神学校へ進学したことから。
・後の服装が、キャソックであることから。

[学生時代]キリスト教
・神学校に在籍していることから。
・後の服装が、キャソックであることから。

[DIOとの出会い時]キリスト教(※薄)
・DIOにこんな本を読むのか?と言われていることから。(イエスへの信仰が薄れていることの暗示になっているのでは?)

[DIOと友人時]キリスト教+DIO
・プッチがDIOに対して、「神を愛するように君のことを愛している」と言っていることから。

[DIO死亡後]DIO
・DIOの意思を受け継いで、天国へ行こうとしていることから。
・表面上は神父をしているが、大罪とされている、殺人を犯していることから、キリスト教への信仰がほぼ無いことが分かる。
〈DIOとプッチの関係性〉 

[DIO→プッチ]
・信頼できる友

[プッチ→DIO ]
・友達
・信仰対象
〈プッチがDIOを信仰した理由〉

[DIOの奇跡を目の当たりにしたから]
・DIOがプッチの足を治した≒イエスは人々の病を治した(イエスの奇跡の1つ)

※DIOが治癒能力を持っていた理由
・DIOのスタンド『ザ・ワールド』は、時を止める能力が確立する前は、『ハーミットパープル』と同じような念写能力を使えた。その様に、『クレイジーダイヤモンド』のような治癒能力も使えたと考えられる。

[DIOの矢によってスタンド能力を手に入れたから]

・妹の死に直面した際に、矢によってスタンド能力『ホワイトスネイク』を手に入れた。
・スタンド能力とは超能力の事であり、超能力=神通力。つまり、神の力とも考えられる。
〈プッチが天国を目指した理由〉

[運命を知りたかった(覚悟をしたかった)]

・妹の死が大きく影響していると考えられる。
・絶望的な運命(妹の死等)を元から知っていれば、覚悟ができるため、乗りこえられると考えた。

[信仰対象であるDIOの意志を受け継ぐため]
・友達であり、信仰対象であるDIOが生前語っていた目標を、受け継ぎたかった。



☆天国に行く方法

自分も天国に行きたいので、結構ガチって考察してみました。
天国行きてぇ〜

ここに関しては、情報が少ない為、こじつけ感のあるところがあるかも知れません。変なところあったら申し訳ないです。
考察めちゃくちゃ大変だった……

〈必要なもの〉

①『ザ・ワールド』 
②DIOが信頼している友(プッチ)
③極罪を犯した36名以上の魂
④14の言葉
⑤スタンド能力を1度捨て去る勇気
⑥場所(北緯28度24分西経80度36分)時(新月)
①ザ・ワールド

・スタンドは、強い精神力が実体を持ったものであるため、「①=強い精神力」と考えられる。
②信頼出来る友

(欲望をコントロールでき、人の法よりも神の法を尊ぶ人間)
・DIOは、世界の頂点に立とうとしていることから、神よりも上。もしくは、神と同様の存在になろうとしていたことが分かり、DIOは神の法は尊んでいないと考えられる。
・神の法を尊ぶ人間とは、DIOとは違う考えを持った人間であるため、「②=自分には無い考え方。または、そのような考えを持つ人間」と考えられる。
③ 極罪を犯した36名以上の魂

・タルムード(ユダヤ教の聖典(キリスト教は、ユダヤ教にルーツをもつ))には、「世界の調和的存続は、わずか36人の義人によって支えられている」という言葉が記されている。これは、義人の力によって、世界は保たれているということである。
・罪人の魂には強いパワーがあるという事から、義人の正義の力と同様。もしくはそれを上回る力があると言える。つまり、「③=世界を動かす(脅かす)ほどの力」と考えられる。
④14の言葉

[らせん階段]

・ヤコブの梯子とよばれ、天使が昇り降りする、天から地まで続く梯子。宗教画においてらせん階段状に描かれているものがある。
=「天へ(天国へ)行くための道」と考えられる。

[カブト虫]
・幼虫→サナギ→成虫と変態していく。
=「不可逆的変容」を表していると考えられる。

[廃墟の街]
・ソドムとゴモラという聖書に登場する、滅ぼされた都市。悪徳や、退廃の代名詞として知られる。
=「死、滅び」を表していると考えられる。

[イチジクのタルト]
・旧約聖書には禁断の果実が、何の木の実かは記されておらず、イチジクという説もある。(エデンの園をテーマにした絵画では、イチジクを描いたものがある。)
・禁断の果実をタルトにしていることで、これを食べていると読み取れる。禁断の果実を食べた(神に背いた)ことにより、楽園から追放。
=「背教」を表していると考えられる。

[カブト虫]

[ドロローサへの道]
・イエスの最後の歩み(ゴルゴダの丘への道のり)である、ヴィア-ドロローサ(苦難の道)。
・イエスは、ゴルゴダの丘での処刑後3日で復活した。
・この道の始発店から終着点までは、留とよばれる中継点が14つ設けられている。第14留目でイエスは復活した。
=「死と再生」を表していると考えられる。

[カブト虫]

[特異点]
・特異点は基準が定められて、初めて認識されるものだが、ジョジョにおいては特異点に到達すると、世界が一巡すると記されている。
=「死と再生。一巡」を表していると考えられる。

[ジョット]
・ジョット-ディ-ボンドーネという宗教画家。
・画家(芸術家)→創造者
=「創造」を表していると考えられる。

[天使(エンジェル)]
・天からの使い。天国へ導く。
=「天国への道」を表していると考えられる。

[紫陽花]
・花言葉は、「移り気」が有名。世界が移る→巡るということ。
=「一巡」を表していると考えられる。

[カブト虫]

[特異点]

[秘密の皇帝]
・秘密→隠されている→視認出来ない
・皇帝→支配者
・見えない支配者と読み解くことが出来る。
=「神」を表していると考えられる。

[14である意味]

・タロットカードで13は、デス・サーティーン。
・14は、13を超えたということであるため、死からの復活。つまり「再生」を表している。
・死からの復活はイエスと共通しており、14に到達するということは、神になる(イエスと同等の存在になる)ということ。
・14が再生というのは、ドロローサへの道にある第14留目でイエスが復活したというところからも読み取れる。


・この言葉は、ディオの母の子守唄であることから、ディオの母は、キリシタンだと分かる。

・ディオは幼年期から、母からキリスト教を教えられていたと考えられる。

・ディオ自身はイエスを信仰していたとは考え難いが、ディオの身近な人物である母が、イエスを信仰していた。

・ディオは、世界の頂点に立つためには神(イエス)を超えなければいけない(神にならなければいけない)と考えたのではないか。


・この言葉を、自分自身を忘れないように刻みつけた。

・自分がディオだった時のことを忘れないように。
(神(イエス)を超え、神(DIO)となるという考えを忘れないように)


・緑色の赤ん坊と『友』になるために必要。

・DIOが母の子守唄をずっと覚えていたということは、強く印象に残っていたということ。

・子守唄であるため、DIO(ディオ)が本能的に安心出来る言葉の羅列なのではないか。

・14の言葉自体には、「天国へ行く」ことに対しての意味は、あまりないのでは(?)
・緑の赤ん坊(DIO)を安心させるためだけの、「④=パスワード」の様なものなのではないか。
⑤スタンド能力を1度捨て去る勇気

・新しい力を手に入れ、進化する為に保守的な考えを捨てること。次のステップへと進むこと。つまり、「⑤=進取の態度」と考えられる。
⑥場所、時

[場所]北緯28度24分西経80度36分

→ケネディ宇宙センター
・地球上で最も「重力」が小さい場所。
・ものが、宇宙(天)へいくのに、最も適した場所。
=「天国へ行くのに適した場所」

[時]新月
・新月は、月からの引力が強くなる。
・月へ(天へ)と引っ張られる。
=「天国へ行くのに適した時間」
〈緑の赤ん坊〉

[緑]
・キリスト教において「復活」を表す色。
・アダムとイブに、禁断の果実を食べる様に誘惑した蛇の色。


・DIOの骨から産まれた。

・赤ん坊=DIOということ。


・植物の実から産まれた。

・赤ん坊=禁断の果実ということではないか。


つまり、
プッチは緑の赤ん坊(DIO)によって『C-MOON』を手に入れた≒アダムとイブは蛇によって(誘惑されて)知恵を手に入れた




☆DIOについて


上記の内容と多少被ってるとこもありますが、DIOについて考えてみます。
関係ないけど、DIOがイタリア語で『神』なの好き過ぎる。

〈天国に到達したDIOが手に入れた能力〉

・本編では、DIOは天国に辿り着いていませんが、アイスオブヘブン(ジョジョのPSのゲーム)では、DIOが天国に到達したifストーリーが存在します。
・そこでDIOが手に入れた能力が『ザ・ワールド・オーバーヘブン』です。

[ザ・ワールド・オーバーヘブン]
→「事実を上書きする能力」

このことから、
・DIOとプッチが手に入れた能力が違っている
=DIOが目指す「天国」と、プッチが目指す「天国」が異なっているということが分かる。

・プッチの作りだした天国(メイド・イン・ヘブン)を超えている(オーバーヘブン)
=プッチの力を使い、天国に行こうとしていることが分かる。




☆一旦まとめてみる


長ったらしくいっぱい考察してみたんですが、書いている本人がよく分からなくなってきたので、自分の考察において、特に大切なところを一旦まとめてみます。

天国の正体については、次の章に書きます。
自分の頭の中では、何となく理解出来てきました。
やったね

・DIOは、イエスと同じ力を使っている。
(病を治す力(イエスの場合は奇跡))

・イエスが行った死と再生を再現しようとしている。
(DIOは成し遂げられなかったが、死からの復活は、イエスと共通している)

・プッチの力によって天国へ行こうとしている。




☆つまり……


DIOは、プッチの力によって、天国へと行き
『神』になろうとした。

これが自分の最終的な考えです。



☆最後に


長々と考察してみましたが、いかがだったでしょうか?

あくまでいち個人の考察なので、
「そういった考えもあるんだなァー」
くらいのテンションで読んでいただけていたら嬉しいです。



最後に一言(というか、もう一度)

DIOがイタリア語で「神」なのエモすぎでは?






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